104:dのみんなへ。d newsを作りはじめてみて思うこと。

愛知県阿久比町(人口約28,000人)にクラウドファンディングで立ち上げたd news aguiですが、現在、スタッフは僕と坂田さん(女性)の2名。家賃は3万円。50坪くらいの広さでレンタルキッチン、ゲストルーム、売り場、カフェスペース、ギャラリーがあります。広く告知はせず、クラファン参加者にのみ、インスタをフォローして頂き、こちらの働き方を伝え、営業日、時間などは決めていません。とはいえ、基本は金土日月を営業し、火は店を閉めて活動。取り扱い商品について勉強したり、商品開発をしたりしています。次の火曜日は大阪の木村石鹸さんの工場に行ってきます。水、木曜日は休日。おそらく、取り扱い商品を生産する方々と飲んだりしているでしょう。

営業時間もなんとなくは決めていて、朝9時から夕方は18時、これは「暗くなったらしめる」との考えで、今は冬なので早く閉めます。月曜だけ16時に閉めます。お客さんがいないからです。目標は1日6万。で16日営業で約100万。(現在は一日平均12万程)ここら辺を維持しつつも、ここら辺以上頑張らないで、楽しくのんびり実感を伝えていきたいと考えています。これができるのも、低い家賃と、スタッフが実家であること。設立資金がクラウドファンドであるため、銀行への毎月の返済がないことで、結果として営業日数など、物理的な「時間」に関する制約が緩くなっています。

今、一番売れているものは「プラマグ」です。1日に大体6個は売れます。これはお客さんのほとんどが「クラファンで支援してくれた方々」ということで、dの考え方、活動を知っている人がお客さん(のような仲間)だからです。そうした方々は、僕らdに「地域の個性をユニークに未来に繋げる」ことに期待をしているので、つまり「活動」すればするほど、「活動に関して開発したもの」が売れていきます。ライフストックなども好評です。

2000年に「ロングライフデザイン」をテーマに立ち上がった私たちですが、これからは「地域の個性をユニークに進化させた独自の商品開発と、それにまつわるツアーや勉強会などの活動」という商品を開発し、支援してくださる方々と一緒に店を作っていくようなイメージで体質を進化させていけば、結果として働く私たちの時間の使い方も理想的になってくると思います。つまり、「活動と私生活」を「収入」を得ながら実現していく「楽しさ」のある職場づくりを目指したいところです。そういう意味では「家賃が高い」というのは、もはや、難しいのではと思うのです。(いま、そんなこと言われても困る店舗もあるとは思いますが・・・)

ロングライフデザインなものの販売から、地元のロングライフデザインを開発する。利幅の少し多いそうしたものを販売して、働きながら勉強にも繋げる。そんなことを理想に、進んでいきましょう。

そういう意味において、d newsはdのこれからを探る実験です。2月にはゲストルームも完成しますので、各店のみなさん、ぜひ、泊まりにきてください。