79: フルート つづく

なんと、フルートがやってきました。ナガメルを読んでいる沖縄の方から。30年前に購入したYAMAHAだそうです。9月末から沖縄なので、送って頂くのではなく受け取りに行くことに。とても楽しみ。嬉しかったのは、この方のご家族が、僕の一件でごそごそとフルートを探し出し、みんなで「懐かしい」と盛り上がり、かなり錆びついてはいたものの、「吹いてみよう」となって、吹いてみたところ、美しい音が出て、みんなで感動したという話と、僕に譲ってくれることを、とても喜んでくれている様子です。僕も昔、自分が乗っていた愛車を知人に譲ったことがあります。長く愛用していたもので、その時はもう使っていないものを、「使いたい」という知人に「使ってもらう」ということが持つ、なんでしょうね、継承というか、なんというか・・・・・。どこの誰だかわからない人に、ただ「金額」だけで売ってしまうのではなく、お金というよりも「使ってもらって、続いていく」ということに価値を持てるって、本当に意識の高いことだと思いました。このフルートも、大して思い出もなければ、メルカリなんかで売れば値段も付くでしょう。しかし、そこに「思い」があるからこそ売らずに捨てずにしまってとっておいたわけでしょう。そんな思いを感じ、譲ってもらっていいのかなぁとも思うのですが、どこかで購入しようと思っていたので、この「値段のつけられないフルート」を頂き、とても嬉しく思うのでした。モノって、いいなとこの方のご家族の様子を見ていて思いました。そして、大切にしなくてはと思うるって、素敵だなぁと、思うのでした。と、言うことで、10月から楽譜と格闘です。 つづく