59 常連さんの店(ナガオカケンメイのメールより)

4月15日に配信したばかりのことですが、今、まさにみんなに読んでもらいたく、普段は僕は個人メルマガ( https://nagaokakenmei.com 有料ですが、よりナガオカケンメイを知ってもらいたく、ぜひ、ご購読ください!!! ) を書いていますが、そこに書き立てのことをここにも掲載します。今、dもそうですが、普通、店って2ヶ月とか人が来ないと平気でやっていけなくなります。僕らももちろん、会社が大きい、小さいってあんまり関係ないんです。だからこそ、「常連さん」と私たち「店」との普段の関係がとても重要になってきます。そんなお話です。実話です。

友人と通っている店があります。この営業自粛で基本的には休業しているようですが、電話で問い合わせると、「言ってくれたら店を開けるよ」との事。もちろん、こちらが誰だか分かる関係性があるからこそのこと。こういうの、いいなぁと思いました。

店側も正直、困っているでしょう。国や県からは「自粛」の対象として飲食店を名指しされている。もちろんそれは守らないとなりませんが、とは言え、ずっとそんなことをやっていたら経営破綻してしまいます。僕は基本的には国や地域で発令されたものには従って、協力して感染を抑え、終息にみんなで向かわせなくてはとは思います。しかし、現実がある。だからこその「知っている関係」による「常連営業」って、ちょっといいなと思うのです。「ごめん、もう少し、こっちの席に移動して間を開けてくれない?」とか「ちょっと大声で喋るの控えてね」とか「ちゃんと手を洗ってね」とか、「それ、しっかり除菌したから大丈夫よ」とか、「もし、気になるなら、この殺菌シート使ってね」とか、「みなさん、トイレに行ったら、ちゃんとこれでドアノブとか、拭いてね」とか・・・・・・。

お客も店主と一緒に「お店が継続して欲しい」「自分と同じ、この店を愛するみんなも、私も、感染してはいけない、させてはいけない」と思う気持ちがあれば、店は営業出来ると思うのです。もちろん、専門家の人からすると「そんなに甘くは無いですよ」と、言われるかもですが、解決しながらも現実があるわけで、そこに「関係性」があれば「協力」が生まれる。自宅で自粛が一番わかりやすい方法ではありますが、続いて欲しい店です。そして、店側も「あのお客さんなら、ちゃんと分かってくれる」と思ってのこと。「あのお客さんとなら、この店が続く事に理解を持ってくれる」という関係。あくまで慎重にですが、これもウイルスから気づかれ、学ばせてもらった事です。

店の常連になったら、いつも行く店にこんな時こそ、「ちょっと買いたいものがあるんだけど、こっそり見せてよ」なんて言ってもいいと思います。うちのスタッフも、みんな、そう思っています。(だよね、みんな)