47  なくならないように

群馬県高崎市で「絶飯」と言う活動があると聞きました。夫婦経営で高年齢、そんな美味しい料理店を一つ一つ「絶滅してしまうかもしれないゲキウマ店」として紹介しています。一見、ふざけてバカにしているように見とれる人もいるかもしれませんが、現実に超むきあい、少しでもファンを増やし、お客さんの感動とともに、生きがいを再認識して、どうにか元気で続けてもらおうという企画で、とてもよくできています。

ある日、Facebookに自分の近所の銭湯が閉店になることを悲しんでいる投稿をみつけました。ある日、突然、何かの事情で閉店してしまい、多くのファンを悲しませるなんてことは、たまにあります。しかし、「今にも無くなりそう」に感じながら、利用している店や、先の銭湯のようなものは、私たちの身の回りに結構あります。

「大好きな店、教えて」と聞かれたら真っ先に答えたい店。しかし、そんな店も、意外と「好き」ではあっても「定期的に通っているか」と言われると、そうでもないことが多いと思います。要するに「具体的に自分が好きだということを行動で支援していない」。そんなこんなをしているうちに、「えっ、なくなったの」となってしまう。問題は「そんな気配は、少しだけ感じていた」というところです。

高崎のその活動には、「絶飯」としつつ、具体的に「なくなったら困るし、悲しむでしょ!!」と云うアクションしたくなる感じがあります。「なくなったら悲しむ」では遅い。つまり「なくならないようにしよう」ということです。

d newsでは、これを見習い、まずは、高崎に行って「絶飯」チームを取材してこようと思っています。そして、我々もなくなっては悲しい場所を積極的に取材し、なくならないようにしていこうと考えています。

http://www.zetsumeshi-takasaki.jp