愛知県豊橋市 garage toyohashiを訪ねて

D&DEPARTMENTのオリジナル商品「Sampling Furniture Container サンボックス」が素材がステンレスになり、バリエーションも増え、より使いやすくバージョンアップしました。
みなさんの暮らしに楽しく取り入れていただければと、愛知県豊橋市にある植物専門店の株式会社ガレージさんにご協力いただき、8/1(木)より、展覧会「SAMPLING FURNITURE 2019 CONTAINER」を開催することとなりました。

ガレージさんには、この展覧会のためになんと植物およそ400鉢をご用意いただきました。東京店の店頭の半分が「Sampling Furniture Container」と組み合わされた植物で埋め尽くされ、まるで森のような展示になる予定で、私たちもいまから設営がとても楽しみです。

そこで今回は、まず皆様にガレージさんについて知っていただきたく、6月末に打ち合わせのため訪れた愛知県豊橋市にあるgarage toyohashiでの様子をレポートさせていただきたいと思います。

2007年にオープンしたgarage toyohashi(以下garage)は、グリーンやインテリアを販売するファクトリー。実家の倉庫を改装した店内には、オーナーの二村さんが選んだインテリアとグリーンがセレクトした、たくさんの植物と、手入れを楽しむツールがならびます。外にもポット売りの植物が溢れ、庭があり、と1日いても飽きない敷地内は本当に圧倒的!実際に開店から夕方までいるお客様もいるのだとか。
愛知県の南に位置する渥美半島にある豊橋市。暖かい気候に恵まれ、山と海に囲まれた自然が豊かな渥美半島は、むかしから農業が盛んな地域で、様々な種類の野菜や観葉植物がつくられています。

愛知県豊橋市で種苗屋の次男として育った二村さん。誕生日にはビニールハウスをねだる少し変わった子供で、小さい頃から植物に親しみながら育ったそう。いつか生まれた土地で自分の店を持つことを目標に、ホームセンターで店長、バイヤーを経験。その後、オランダの種苗屋の農場に1年半研修へ。ホームセンターで培った知識や、ものを大切に使い続けるオランダでの生活は、お店づくりへ大きく影響しています。

パイプ工場を改装した店内は、植物によい環境にするため、屋根から日が入るよう、トップライトに改装、空気が回るように店内にはサーキュレーターが設置されています。日本に帰ってきたときに、電線がなくて空が綺麗だったオランダを思い出し、店内から周りの電線や看板が目に入らないようにと壁側に窓は作られていません。

「garageは自分の好きなものを集めてきたお店」と語る二村さん。もともとは木工屋として始まったこのお店は、気軽に生活の中に花を取り入れてほしいという思いから、生花や苗木を取り扱うようになります。

「素敵なお店は商品だけでなくて、そこで働くスタッフ、お客様で成り立っている」

植物を選ぶとき、自分の家の環境にはどんな種類の植物が合うのかわからないまま選ぶことも多いのではないでしょうか。garageでは、POPに書かれているのは価格のみ、植物の名前も書いていません。必ずお客さんに声をかけて、買いたいもの、家の環境を聞きながらインテリアやグリーンのアドバイスをするコミュニケーションが大事にするためだそう。植物に合わせて手入れも学びながら、植物を購入することができるgarage。販売だけでなく週に1度、植物の植え替えやDIYのワークショップも開催しており、普段は植物を買いに来る地元の方が多く参加されています。

そしてこの日は取材の最後に、今回の展示に合わせて、グリーンをいくつか組み合わせていただきました。

グリーンが実際に組み合わさると、この高さならリビングに置こうかな、このグリーンはソファの横に合いそう!と家のどこに置こうかと想像が膨らみます。今回の企画展では展示以外にも、garageセレクトの植物をポット売りするPOPUP SHOPも登場します。自分の好きな組み合わせでサンボックスに植物を選んでみましょう!

会期中には、garageさんとのトークイベントやワークショップなどの植え替えや植物と長く付き合うための手入れを学ぶ企画もご用意しておりますので、この夏はぜひ植物のある暮らしを東京店へ探しにいらしてください。お待ちしております。