dたべる研究所がオープンしました

6月6日(木)に、dたべる研究所がオープンしました。生産者、料理人、生活者が、一緒につくり、一緒に食卓を囲むことは、食文化を長く健やかに続けていくことにつながっていくと考えています。 47都道府県の食文化を味わえる食堂 、生産者と一緒に食卓を囲みながら学ぶ勉強会、その土地の知恵を身につける料理教室を通して、食のロングライフデザインを研究していきます。

47都道府県で出会った食文化から、毎月ひとつの研究テーマを選び、それに沿ったお料理をご用意しております。ランチタイムは、ビュッフェ形式で、何度でもおかわりして頂けます。

※メニューと味噌は日々変動します。上の料理は、八丁味噌ダレの味噌カツ(愛知)、 おらんだ(大分)たまごと豆腐の味噌漬け(長野)、味噌かんぷら(福島)、土手焼き (大阪)西京焼き(京都)、ぬたいも(宮崎)など。

 
6月の研究テーマは、d47ミュージアムの発酵展に合わせて「味噌」。大豆と塩と麹を寝かせた"豆みそ"を原点に、自分たちの暮らしに合った味を求めて、各地域や家庭で"研究"が行われてきました。原料として使う麹の種類、熟成期間、塩や麹の歩合などの違いから、造られる味噌はさまざまです。かつては大豆を塩蔵するための保存食でしたが、調味料として使われるようになり、その土地ごとに、多様な料理が生まれてきました。47都道府県をまわり学んできた各地の郷土味噌料理を楽しんで頂きながら、味噌の多面性を体験するきっかけとなれば幸いです。

ほかにも、季節ごとに変わるドリンクや、それに合わせたアフォガードやフロートもご用意しております。

6月のスペシャル
コーヒー/koffe(富山) 550円〜
紅茶/MUSICA TEA(兵庫) D&DEPARTMENTオリジナルブレンド 600円
ハーブティー/tretre(高知) D&DEPARTMENTオリジナル摘み草ブレンド 600円
ビール/SONGBIRD BEER(千葉) 980円〜
アルコール/河内晩柑のサングリア(愛媛) 800円、広島産レモンのリモンチェッロ 800円

 
カフェタイムには、D&DEPARTMENT DININGの定番メニューだった「d&ドライカレー」や「d&オムライス」もお楽しみいただけます。

※河内晩柑ソーダとおこっぺヨーグルトシャーベットのフロート 1000円

 
dたべる研究所では、生産の現場で出てしまう一般に流通しにくい野菜や果実、製造過程で生まれる使い途のない副原料などを、ライフストック(=生きた価値のある在庫)として活用する商品開発も行っていきます。6月は、愛媛の「河内晩柑(かわちばんかん)」を使用したドリンクやデザートをご用意しました。

文旦の仲間である河内晩柑は、5月に実をつけ、翌年の春以降に収穫時期を迎えるまで樹上で越冬しますが、寒さに弱く、落ちてしまう実もたくさんあります。皮に傷がつくと、味が落ちるわけでなくても、流通に乗せづらくなってしまいます。今回、愛媛の農家さんからそうした晩柑を買い取り、ソーダ、サングリア、タルトとして、提供させて頂くことにしました。今後も、各地の"ライフストック"を積極的に活用していきます。
 

 

 
さらに今後、生産者と料理人と生活者が、一緒につくり、一緒にたべる料理教室を開催していきます。7月には、奈良の「柿の葉すし」や高知の「田舎寿司」などの郷土寿司をみんなでつくる回や、「出汁とり教室/かつおぶし篇」を予定しています。詳細は、ウェブサイトやSNSで順次公開していきます。こちらもお楽しみに。
 

 
【 店舗情報 】
営業時間 11:30~19:00
定休日 水曜日
電話 03-5752-0120
アクセス 東京都世田谷区奥沢8-3-2 D&DEPARTMENT内 1階

[ ランチ ] 11:30~15:00
平日 2,000円
土日祝 2,500円
※コーヒーまたは紅茶付き
[ カフェ ]15:00~19:00(L.O.フード 18:00/ドリンク 18:30)