「お茶箱」で湿気から守る収納

冬物を少しずつしまいはじめ、本格的な衣替えを迎える季節となりました。そんな時期におすすめの収納のご紹介です。
お茶の一大産地である静岡県で作られている、茶葉を保管するための収納「お茶箱」です。

木材の中では比較的軽くて丈夫な杉材を使用し、端や節の部分には補強と隙間を埋めるためのテープが貼ってあります。
胴回りにはふちがついているので持ち運びがしやすいです。


ポイントは内側に貼られた亜鉛鉄板(トタン)。隙間なく貼る事で、外部からの湿気や虫の侵入を防ぎます。”除湿”されるわけではないので、中に入れる物の湿気はしっかりとりましょう。


サイズは5つ。小さな5kg、10kgは乾物などの食べ物、フィルムや革小物などの湿気ったりカビては困るものにおすすめ。私は5kgを米びつとして使っています。


大事な本も、湿気や日焼けの痛みから守る事ができます。5kgはA4がぴったり。


大きな20kg、40kg、平箱は洋服や寝具、クッションに向いています。プラスチック製の収納も便利ですが、木箱は頑丈で長持ち。修理もできますので、ひとつあれば安心していろいろな使い方ができます。


来客用のシーツや毛布、タオルなどは使う機会が少ないだけに、いざというとき湿気を含んでしまっている…ということはないでしょうか。お客様用のものはこの箱にひとまとめにしておけば、安心して出せますね。写真は一番大きな40kg。クッション2つ、ブランケット4枚が入っています。このように、食べ物だけでなく、たまにしか使うことのない大事なものを保存しておくには適した収納です。この季節の変わり目で、1度お試しになってみては。