19 2019年に向けて

d newsの開業が2019年の冬になりそうで、そこをめがけてdのホスピタリティとは何か、を、話し合い始めました。これから各店のみんなからもヒヤリングして、d全体で共有していきたいと考えています。同時に「商品、サービス」も整理。「販売の方法」や「価格」についても考えを整理。「顧客」についても考えていかなくてはならず、一方で「なんとなく楽しくやってきた感じ」も、全部は壊さないようにしなくてはならない。それらを整えながら「できる体制」を作っていき、その根本の基礎にあるもの、それが「ビジョン」と「ホスピタリティ」だと思っています。僕らdのビジョンは、「長く続いている”らしさ”のある個性を次の世代へ」ということになると思います。何が「らしさ」で、それを新しい時代にどう「新しく」していくか。「変えてはいけないもの」をみんなでどう共有していくか。これはここ最近感じるアジア圏からのオファの多さからも、これから世界が関心を持つことなのではないかなと感じます。Facebookの「友達」に遡り、今、まさに「友達のような関係性」が、ビジネスを大きく変えている。とはいえ、僕らの規模はしれていますが、そんなこと関係なくなっていくと思います。1,000人に向けて本を作っていた「工芸青花」の菅野編集長の言葉を思い出しますが、「知らない人」にサービスをどうしていくか。それはどこに向かっていくのか。「知っているからこそできる個性的なサービス」の時代にますます突入していく時、「自分たち」とは何か、というところに戻って考える必要があります。そんなこんなを考えながら、最近、過ごしています。「共感できるビジョン」があり、それについて集まってきて、その中でも「楽しくやっていける関係性」を共有できる仲間。
来年3月からホスピタリティ専任メンバーが加わり、dの中にも本格的なそういう思考が入ってきます。規模を大きくするつもりは全くありませんが、地域ごとの少人数の仲間たちと一緒に、世界規模の共有の輪は、作っていきたいと思います。来年6月から創刊する季刊誌「d news」も会員限定で1,000部しか刷りません。そんな規模感でしかできないことをやっていきたいと思います。