109:考え・FM京都(アルファステーション)+Voicy

先日から「Voicy」を始めていることは、もしかしたら知っていらっしゃる方もいるかもしれませんね。ラジオのような個人の声の配信で、1キャプチャー10分間。dで取り上げている商品全てにファンクラブを作ろうとインスタでやり始めた頃に、人に「ラジオやってるなら、Voicyやればいいじゃん」と、言われ、全く知らないまま、今にいたっています。今の所、長きに渡ってお世話になったFM京都(アルファステーション)のロングライフデザインラジオを止める方向で考えていますが、その大きなポイントは「アーカイブできないから」です。一期一会のラジオならではのメディアの魅力というものは理解できます。深夜放送の妙なノリなど、後から日中やいつでも聴けますよ、と、言われてもしらけます。しかし、一つ一つの、一人一人の商品や京都で活躍する人たちに対して、同じテーマで話を聴く僕の番組は、何年経っても「もう一度、聴きたい」ということはあります。そこで、ラジオ局に今やっているVoicyとFM番組を一緒に作り、配信することができないか、と、話そうと考えています。スポンサーは大阪のサナダ精工さん。アーカイブはVoicyで行い、一期一会のラジオは通しながら、FMだからこそ、radikoで全国どこでも聴けるという全国配信のメリット。そこに協賛の価値があるということで、明日、提案をしようと考えています。

僕がこのアイディアで思うポイントは「ラジオの古臭さの払拭」です。新聞なんかは電子版を出すなど、進化をしようとしていますが、テレビやラジオは相変わらずです。もはや、視聴率というわけのわからない世界から、圧倒的にデータとしてはっきり集計できるネット配信がとっくに飛び越え、彼らを取り残している。繰り返しますが、デジタルの時代に雑誌がやっぱり好き、という理屈に似たラジオの状況はよくわかります。が、もはや、生まれた時からインターネットどころか、よくできたSNSがある世代は、テレビ番組や映画はタブレットで見るし、録画なんてしませんし、DVDを集めたりもしません。もはやyoutubeがデフォルトになっている。あれが彼らのテレビという時代に、ラジオはどうなっていくべきなのか・・・・・。
以前、僕の番組が存続の危機の時、クラウドファンディングをして資金集めに成功したことがありましたが、それも昔からの「媒体」「広告代理店」みたいな人たちにとっては、そんなお金の集め方、困るわけで、しかし、「そういうことで、番組を続ける、または、作る」という時代になっているとも言えます。さてさて、どうなりますやら・・・・・。