京都 大原に行ってきました(1)

4月某日。京都市内は桜が散り始め、どこに行っても観光のお客さんで賑わっていた街中が、少し落ち着いてきた頃、私たち(食堂の内田と、SHOPの下野)は、早朝、京都大原にある「志ば久」さんの畑に「雑草抜き」に向かっていた。今年2022年春は、コロナの攻勢もやや落ち着いてきたように見え、昨年は出来なかった紫蘇の葉の販売や、紫蘇ジュースの作り方勉強会など、イベントなども開催したいと「志ば久」の久保さんとお話していて、今日の、この雑草抜きも「今年は、紫蘇の育つところを、時期を追って皆で見てみては?!」とお声がけいただき、その第一弾として伺った。

桜の見頃を迎えていた大原。「志ば久」の久保さんの畑には、一面菜花が咲いて、遠くに桜。この景色に、童謡の世界をみているようで、うっとり。その横のハウスの中で、紫蘇の苗は育てられ、やがてこの菜花(は、トラクターで潰して緑肥になり)が、つくった土に植え替えられる。

さて、紫蘇の苗床に生える「雑草を抜く」のが、本日のお題。
紫蘇の葉を倒さないように、横から手を入れず、垂直に親指と人差し指をクレーンゲームのように差しこんで、摘んで、引き抜く。

3/12に自家採種のタネを蒔いたという苗床から、芽が出て、個体差はあるものの、少しづつ大きくなった紫蘇の葉は、この先、間引かれて、茎を太く、そして根がはるように育てられて、ハウスから別の場所(畑)に植え替えられる。
「栽培って言葉が嫌」という久保の兄貴(「志ば久」の久保統さんには、d design travel京都号(p.42)の取材時から、大変お世話になっていて、今や京都店の皆の「兄貴」的存在)は、紫蘇を育ててやっているのではなく、ただ、自分たちが紫蘇の成長を見守っているという想いだという。


今年2022年は、この紫蘇の成長過程を、京都店の皆も一緒に見守り、観察し、紫蘇がどうやって大きくなっていくのかを知っていこうと思っている。ほんの少しでも、紫蘇の成長を応援をしていけたらいいなと思う。そうして大きくなった紫蘇を、京都店では、例年同様7月に販売や、ジュースなどのメニューにもして提供予定。(ほか、東京渋谷d47食堂等でも予定)

【店舗情報】
D&DEPARTMENT KYOTO d食堂 京都
営業時間 11:00~18:00(L.O. food 16:30/ALL17:00)
定休日  火曜日・水曜日
電話   075-343-3215
アクセス 京都市下京区新開町397 本山佛光寺内 MAP