スタッフの商品日記 063 WORK TABLE

引き取ったUSEDを原型として開発したオリジナルのワークテーブル

D&DEPARTMENTでは2000年の創業からUSEDアイテムを販売、買取を行なっています。ホテルからのご依頼で客室で使っていた什器の買取依頼や地方に出向いてリサイクルショップで仕入れをおこなうことも。無名からデザイナーモノまで長く続いているデザインを取り扱ってきました。今回のオリジナルのワークテーブルの原型となった作業台は、とあるデザイン事務所の作業台兼打ち合わせ用として使っていたもの。数台を買い取りUSEDで販売、残りの1台は「いつかオリジナルで作るならこういうテーブル」と思いながら保管していたものを商品化しました。


つづく産業

フレームの制作をお願いしたのはd design travelの群馬号にキーマンとして登場した押田征之さんが社長を務める「株式会社エーアイラボオオタ」。
会社がある群馬県太田市は自動車メーカースバルの生まれた町であり、自動車製造をメインとした工業都市として発展しました。その太田市で「太田機械金属工業協同組合」のメンバーで結成されたまちづくり会社がエーアイラボ オオタ(AI LAB OTA)です。市民参加型の施設開発により生まれた「太田市美術館・図書館」の取り組みで積極的に関わりながら、地域の独自性を生かした活動や発信を行っています。制作依頼に応じて各工場の技術から最適なものをデザインに落とし込むことで、工業都市で発展したノウハウを生かしたものつくりを行っています。フレームの塗装は緑がかった白色にし、何度かやりなおしを重ね納得のいく重すぎない雰囲気に仕上げていただきました。

ワークテーブルの特徴

①植物由来のオスモカラーで仕上げたラワン材積層合板の天板を使用
建材などの下地材として使われるラワン材積層合板。シンプルで工業的な雰囲気は残しつつフレームとの相性も良いです。植物由来のオスモカラーのオイル仕上げは、家具で用いられることの多い塗膜をはるウレタン塗装とは違い、木に染み込ませて保護する塗装。水滴や汚れから天板を守りますが、どちらかというと使い込むほどに色の変化や傷もアジとしてお楽しみいただけます。

②気の利いた中板材

天板の下には40センチ幅の中板材が設置されています。意外と置き場に困るティッシュケースから雑誌、日々使うアイテムの収納にとても助かります。また椅子に座って脚を納める際にぶつかりにくいちょうど良い幅感もストレスがなくお使いいただけます。

③置く場所を選ばないシンプルなデザイン

テーブルのサイズは幅1800mm奥行は900mm。小さい椅子なら3脚が横に収まり、幅のある椅子は2脚並べてゆったりとお使いいただけます。工業感は残しつつもシンプルなデザインはオフィスのミーティングテーブルからご家庭のダイニングテーブル、天板にテーブルランプを並べればお店の飲食スペース用テーブルとしてもお使いいただけます。テーブルを壁に寄せて、壁側に本を並べたカウンターテーブルも良いかもしれません。「作業台のような、ダイニングテーブルのような」中間的デザインが使う人のセンスで様々な表情に変わります。


WORK TABLEの商品ページはこちら