スタッフの商品日記 061 dエプロン

毎日使いたくなるエプロン

「オリジナルエプロンをつくる時、自分が毎日使いたくなるエプロンは、余計なデザインが全くないシンプルなものがいい。と思い昔からあるフランスの料理人が愛用するシンプルな業務用エプロンの型にしました。」と話すのは、ファッションを担当している重松(通称 ひさえさん)。ひさえさんはイタリアなどヨーロッパで数年過ごした経験があり、フランスで出逢った業務用エプロンを長年愛用していました。日本に帰ってきてからも取寄せをするほどだったそう。料理好きのひさえさんは、今までいろいろなエプロンを使用してきたそうですが、布が大きく洋服をカバーすることができるフランスのエプロンをよく使用していたそうです。

開発のきっかけ
ひさえさんの使用実感からD&DEPARTMENTでエプロンを販売するのであれば、昔からあるフランスの料理人が愛用するシンプルな業務用エプロンを販売したいと考えていました。しかし業務用のエプロンは、強度を出すため生地にポリエステルがはいっている事が多く生地が重たく肩が凝るというスタッフからの声もあり、それであればポリエステルがはいっていない日本の生地で作りたい!と静岡県磐田市福田地域のコットンとリネンで開発が始まりました。

つづく生地産地
生地を作っているのは静岡県磐田市福田(ふくで)地域。福田地域をはじめとする静岡県西部の遠州地域は、江戸時代には日本でも有数の綿花の産地でした。明治時代になると紡績工場がつくられ、織機の発明や染色技術の研究が進み、繊維産業(遠州織物)は地場産業として発展してきました。そして遠州地域は、織布、染色などの分業工程の工場が集まる日本有数の綿織物の産地となりました。その中でも福田地域は明治~大正にかけ別珍・コール天(コーデュロイ)の綿織物に特化しており、現在、福田地域でつくられたものが国内の生産高のほとんどを占めています。

福田地域から選んだコットンは業務用のハードな使用にも耐え得る耐久性を持つ、高密度に織られた生地。リネンは、軽さや風合いを重視して選びました。
織り上がった生機を同じく静岡県の工場で染めていますが、手作業で時間をかけ窯で染めるという精錬(せいれん)染色という特殊な染め方を採用しています。
自然な表情を生かすため、天日干しで仕上げるグランジウォッシュ加工が施されています。グランジウォッシュ加工は、縮んでシボ感が出ることで、柔らかで自然なシワと凹凸が豊かな表情を生み、味わいのある仕上がりが特徴です。(左:コットン 右:リネン)

エプロンの製造にあたっては、浜松にある成田商店が協力していただきました。
日本の縫製業が海外にシフトしていった中、創業以来、製品の品質を第一と考え、国産の熟練した技術と細やかな対応を強みとしてきました。生地の手配から縫製、納品まで一貫生産しています。静岡県の生地、加工、縫製と生地産地に密着したものづくりをされています。

長く使いつづける
コットンもリネンもグランジウォッシュ加工が施されているので、洗って干すだけで、自然のシボ感で、生地のいい表情が出るので、アイロンも不要です。

(Model height:155cm/175cm)
男女ともに使えるフリーサイズ。首にかけて、腰紐は後ろでクロスして結ぶタイプなので、ブラウジングして丈の長さを調整でき、どんな身長の方でも着用できます。前面に大きめのポケットが2つあり、キッチンではもちろん、お掃除やガーデニングなどの軽作業でも活躍し、料理を作るモチベーションが上がって、楽しくなることを期待して、このエプロンを身につけてほしいと思います。(重松久恵 / ファッション担当)

お気に入りのポイント
dたべる研究所のスタッフが、着用している色は7月テーマ「香辛料」にあわせて、リネンの黄色。ですが他のコットンの白、リネンのチャコールグレーも、身に着けると柔らかい印象になったり、料理できそう~という見た目になったりします。洗濯機でネットに入れて、がんがん洗ってパンパン干します。ほどよい、くたっと感をそのまま着るも良し、しっかりアイロンをあてて、パリッと着るのも気持ちが締まります。何と言っても軽くて「肩が凝らない」。仕事で1日着用していますから、洗えることももちろんですが、体に馴染むことは必須です。もともと、仏のシェフが使っている業務用エプロンのパターンを元にしていると聞けば、この着心地も納得です。肩紐、腰紐と紐の長さも調節できるのでふわっとしたお洋服の上にも、キリッとタイトに着ることも出来ます。スタッフ4名の着こなしもそれぞれが着やすい、動きやすいようにしています。(内田幸映 / dたべる研究所)

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