スタッフの商品日記 052   BALCONY TABLE

晴れた天気の良い日に、コーヒーを飲みながら好きな本を読んだり、張り切って植物を植え替えてみたり、もうひとつの部屋のように楽しめるバルコニーテーブル。
新しく発売となったD&DEPARTMENTオリジナルのテーブルは、公園などでよく見かけるテーブルと一体型のベンチをバルコニーでも楽しめるようにコンパクトサイズにしたもの。テーブル幅は60センチと食事も十分に取れるサイズ感で、そこまで広くないバルコニーにも置くことができます。木材はおひつなどにも使われている東京のサワラ材を使っており比較的水にも強く、座り心地は針葉樹ならではの柔らかさがあります。永く使い込むほどにグレー色に美しく変化していく姿も楽しめるバルコニーテーブル。

つづく産業

今回テーブルに使用しているサワラ材は、東京都の唯一の村(島嶼部を除く)である檜原村で林業の活動をされている東京チェンソーズさんからご提供いただいたもの。東京チェンソーズさんは東京都檜原村で2006年に創業、林業の現場から加工・販売までを一貫して行っています。約50年以上かけて育てられた大きい丸太から建材として使われるのは全体のたった25パーセント。チェンソーズさんの取り組みとして1本の木をまるごと使うことで、枝や葉、曲がり材、根株など一般的には流通しない“まるごと素材”を空間デザインや建築設計の専門家と組んで装飾や内・外装に活用するほか、おもちゃや日用品に加工して販売し「小さくて強い林業」の実現を目指している。


チェンソーズさんの現場からの風景。天気は快晴、都心では考えられないほど空気が澄んでいた。


「木を1本丸ごと使い切る」チャレンジからはじまった森デリバリー。通常森に置いてかれる木の枝や曲がったものなどをワークショップキットを積んで街の皆さんに届ける取り組み。

サワラ材の特徴とお手入れ

9割が森で占めている檜原村は、ほとんどが杉と檜で覆われている。そのうちのわずか15%がサワラ材でとても貴重な木材なのです。サワラ材の特徴としては檜に比べて匂いが少なく調理道具のおひつなどに用いられることが多く、また水にも強い特徴を持っている。(油分を多く含む木のため水を弾きやすい)。バルコニーテーブルのトップの天板と座面天板はカンナのような機械で表面を削っているため、滑らかな肌触りで光沢が出る程に美しい仕上げになっている。木そのままの風合いを残すため塗装は一切せず、光と雨によりグレー色に経年変化するのも、たのしみのひとつ。普段のお手入れは表面の埃をぞうきんで拭きとるくらいでとてもラクです。汚れが木になる場合は細かい紙やすりで取り除くこともできますが、表面に凹凸ができ水が染み込みやすくなるので、あえて何も手を加えずに育てていっても良いと思います。

東京店では4月26日(月)まで、バルコニーテーブルと東京チェンソーズさんの取り組みも合わせてご覧頂けます!展示品として丸太や根ばりなどの普段お目にかかることが少ない木部、実際に使用している工具から山男ガチャ!をお借りして展開中。この機会に是非店頭でご覧ください。

 

BALCONY TABLEの商品ページ

 

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