スタッフの商品日記 006 KONO式名門ドリッパーセット

コーヒー豆本来の味と風味を抽出できるKONO式

つづく産業

始まりは1923年、珈琲愛好家であった創業者河野彬氏により、医療品の販売と合わせて珈琲器具の研究を開始し、その二年後に国内初のガラス製珈琲サイフォンを開発しました。
そして1963年「珈琲サイフォン株式会社」に社名を変更し、二代目河野敏夫氏は珈琲器具と合わせてコーヒー豆の焙煎の研究にも努め、1973年に「名門円錐フィルター」が誕生しました。
その後名門円錐フィルターはプロの珈琲道具として使われる中で、より一般家庭用に改良した「ドリップ名人」を発売したのが3代目河野雅信氏。珈琲サイフォンでは、代々創業からのこだわりを受け継ぎ、改良を重ねながら、珈琲産業をプロだけでなく一般家庭に向けても広げ続けています。

円錐フィルターの特徴

「ネルドリップ」と言われる布製のフィルターでの抽出方法の時と同じよう、珈琲の旨味をドリッパー底の穴から、一点集中で抽出できるよう円錐形で設計されています。内側の溝は、高さを途中までにすることにより上部からの灰汁が入るのを防ぎ、豆の味や風味を損なわないような工夫が施されています。
ネルドリップで使用するような布の手入れなどがなく、簡単なペーパードリップで旨味を逃さない抽出ができるのも特徴です。

1985年、一般家庭向けに作られたドリッパーと計量カップとペーパーセットの「ドリップ名人」もdではセレクトし販売しています。

淹れ方のポイント

最初はお湯をぽたぽたとゆっくり落として粉に浸透させ、美味しいエキスを抽出します。
その後、徐々にお湯を増やしながら注いでいくと、注いだお湯がフィルター内に溜まってしまうので、後半ラストはお湯をフィルター内に満水にするまで注ぎます。
満水になって雑味成分が浮いた状態のとき、フィルター上側の側面はリブがないので、ペーパーが貼りつき、雑味成分がペーパーを通ってフィルターをつたってカップに落ちていくことがないのです。
そうすることで、美味しい成分はしっかり抽出されていて、雑味成分は入らないクリアな味わいとなります。

つづく仲間

珈琲サイフォンでは、コーノ式のコーヒー焙煎、抽出の術を学べる「コーノ式珈琲塾」を開催しています。
初級から上級コースまであるこの塾では、ドリップや焙煎などコーヒーにまつわることを実践的に学べることで、コーヒーに興味がある方から、コーヒービジネスを目指している方まで様々な目標に合わせたスキルアップを目指し、開催されています。
https://www.coffeejyuku.com

つづく環境

最新のKONO名門シリーズ「MDK」では、プラスチック製品に用いられる環境ホルモンが出ない(ビスフェノールフリー)素材を採用することで、より安全性の高く、耐久性の高いフィルターとなっています。

お気に入りのポイント

最初の珈琲の一滴が落ちるまで、ジワジワと一滴ずつ浸み渡らせていくようにお湯を注ぎ、挽いた豆が徐々に膨らむようにと、そのゆっくり時間をかけて珈琲を淹れるひと時が、KONO式ドリッパーで淹れる楽しさだと感じています。
珈琲を始めるときは、色々道具も種類もあって悩むところですが、KONO名門ドリッパーセットもドリップ名人にもペーパーと計量カップが付いているので、すぐに始めやすいのが嬉しいポイントです。
休日や家でゆっくり時間がある時にこそ、このKONO名門フィルターでゆっくり時間をかけて抽出されたその美味しさを楽しんでほしいです。

KONO式名門ドリッパーセットの商品ページ

コーノ式ドリップ名人の商品ページ