今年も開催!「d SCHOOLわかりやすい博多 博多祇園山笠を学ぶ」

2018年5月19日(土)にD&DEPARTMENT FUKUOKAにて「わかりやすい博多 博多祇園山笠について学ぶ」を開催しました。
今年で3回目となるこの勉強会、長年「博多祇園山笠」を見ているご年配の方から、3年連続でこの会に参加して下さっている女性、山笠好きの4歳の子供まで、老若男女問わず多くの方にご参加頂きました。

ゲストには、昨年に引き続き、東流の森田敬二郎さん(写真右)と「博多のYahoo!」こと「山笠ナビ」のサイトを運営する宝来竜二さん(写真左)をお迎えし、「博多祇園山笠」の歴史から見所スポット、風習やタブーと、「博多祇園山笠」に関するたくさんの素朴な疑問にお答えいただきました。

まずは、「博多祇園山笠」の発祥や歴史について。元々は承天寺(福岡店のすぐ横が承天寺です!)の開祖「聖一国師」が博多で疫病が流行した際、施餓鬼棚を弟子に担がせ、自らその上に乗って町中に聖水を撒いたところ、疫病が退散した。これが山笠の発祥の一説だということをお話しいただきました。タイムレースのイメージが強い博多祇園山笠ですが、町を清めるための「神事」であるということをここでしっかりと学びました。

次は、山が走るルートについて。山を実際に動かす森田さん、長年「博多祇園山笠」を見続けて見所スポットを熟知している宝来さん、お二方から解説を頂きました。今回のおすすめルートを元に、今年も山笠期間中は店頭で「ぐるぐるマップ 山笠バージョン」を配布いたしますので、是非遊びに来て下さい。

次は、衣装について。山笠に参加するために必要な衣装についてもお伺いしました。

山笠を行うまでに必要な準備の段階では写真のような「長法被」を着て過ごします。ちなみにこの法被は福岡を代表する織物「久留米絣」で織られたもの。流れごとに柄が異なりますのでぜひ町で見かけたら気をつけてチェックしてみて下さい。

こちらは、山を動かす時の姿。締込姿が印象的。上には「水法被」を着ます。昔は「水法被」は羽織らずに、締込姿だけで山を動かしていたようです。

そして毎年この勉強会では恒例となった、「締込」の実演もして頂きました。
もちろん私は初めての体験です。前任の松井から締込は痛いと伺っておりましたが、本当にぐいっと締め込まれる時は初めての体験ということもあり正直、痛かったです。。。笑
しかし、終わった後は不思議とフィット感があり、かなり動きやすく感じました。なにより山に向けて気持ちが締まります。参加の方が撮影してくださった締込実演の様子の動画。

最後は、祝い目出度と博多手一本で会を終了。
なんと会の終了後に、私と同い年の方から「一緒に出たい!」と、この勉強会を聞いて急きょ山笠に参加することを決められた方がいたり、女性の方からもごりょんさんとして参加してみたいと相談を受けたりと、私も微力ながらも「博多祇園山笠」の魅力を伝えられたのかなと、とても嬉しく思いました。

そして、今年も7月15日4:59からの追い山を楽しむために、7月14日の夜から「山笠オールナイト営業」を行います。詳細は後日、フェイスブックなどでお知らせ致しますので是非チェック下さい!

それでは、今年も一緒に博多祇園山笠を楽しみましょう!