特集を見る
d design travel TOYAMA 2

山も海も人も仏も、すべてが繋がる富山の絆。

立山開山伝説に始まり、ダムや砂防と脈々と続いてきた自然との共生。日本海最大の内海が産む、固有の生物たち。料理もアートも念仏も伝統産業も、それら全ては、互いに讃え合い、繋がり、交わり、進化し、富山の個性を、さらに濃くしていく。感謝し合う人々の心がデザインの力となり、今も、富山の文化を育んでいる。
d design travel TOYAMA 2
2021年11月19日(金)全国発売!
『祭巴の柵』 棟方志功 (1903年–1975年)
民藝の根づく地域性からも見られるように、感謝し合う人々の心がデザインの力となり、富山県は独自の文化を育んでいました。福光に疎開していた間、「他力の国に留学した」という、棟方志功が感じたものとは、間違いなく、今でも富山県の「らしさ」なのでしょう。この絵は、彼が富山滞在中に制作した『鐘溪頌』24作品のうちの一つ。棟方自身も芸術の方向性を示されたように 、この“国”には 、きっと、見えない力が宿っています。

購入はこちら

ご予約特典

送料無料でお届けします。

11月9日(火)11:00までに、ネットショップでご注文いただくと、全国発売に先駆けて、送料を無料でお届けします。11月上旬の配送予定となります。
d MARK REVIEW 1~24は、d design travel TOYAMA(2013年発行)にて掲載しています。

SIGHTS

その土地を知る

  1. 富山県美術館
  2. 光徳寺
  3. SCOT(Suzuki Company of Toga)
  4. 富山地方鉄道 アルプスエキスプレス
富山県のものづくりの話を聞く

「伝統産業」とは何か?

400年前、加賀藩・前田利長から始まった高岡の銅器や漆器。そして、砂防やガラス、和紙や木彫、富山県が誇る産業の数々。では、今もそれは伝え継がれ、産業として成り立っているのか。あるいは、過去の栄光に終わってしまってはいないか。果たして「伝統産業」の本当の意味とは何か? 各地のものづくりの現場を訪ねました。

RESTAURANTS

その土地で食事する

  1. 茶寮 和香
  2. キッチン花水木
  3. L'évo
  4. 最勝寺 行鉢
photo by yuji yamazaki
富山県の味

富山定食

毎号、d47食堂スタッフが現地取材し、「その土地らしい定食」を考えます。定番ほたるいかの沖漬けから漁師飯「バイ飯」に、報恩講料理でもある「よごし」や「まるやま」。そして、昆布巻き蒲鉾をのせた「大門素麺」まで。今回の取材で再開発した「富山定食」が、d47食堂で10月15日(金)から1月31日(月)まで、実際にご賞味いただけます。(仕入れの状況などにより提供期間や内容は変更になる場合がございます)

SHOPS

その土地らしい買物

  1. 若鶴酒造 三郎丸蒸留所
  2. 林ショップ
  3. Healthian-wood
  4. 流動研究所
"富山県の“奇跡のようなまち”"

パッシブタウン

東日本大震災以降、東京の本社機能の一部を、黒部市へ移転を決めた企業「YKK」。そして、その頃から始まった、社員の“住まいづくり”。その拠点になっているのが、茅堂地区に誕生した「パッシブタウン」。独特の季節風「あいの風」などの自然エネルギーを利用した省エネの暮らしは、新しい“まちづくり”にも繋がっていました。

CAFES

その土地で、お茶をする
お酒を飲む

  1. KOBO Brew Pub
  2. BRIDGE BAR
  3. DOBU6
  4. ハナミズキノヘヤ
富山の文化誌

スピニー

富山市を中心に日常の何気ない、でも、特別な場所やものを、そこに暮らす人の目線で紹介するリトルプレス「スピニー」。富山の魅力に「巻き込む」=「スピンする」という思いから2017年に創刊し、年に1冊のペースで、これまで4冊を発刊。富山市以外にも、上市町や福光の特集号もあり、そんなS編集部を、d編集部が直撃。

HOTELS

その土地に泊まる

  1. Bed and Craft
  2. ホテルアクア黒部
  3. つりや東岩瀬
  4. まれびとの家
富山県のロングライフな祭り

ネブタと虫

ネブタといえば、暗闇の中をきらびやかに電飾された山車がねり歩く、青森県の祭りを思い浮かべる人が多いのではないかと思います。しかし富山県にも滑川のネブタ流しという祭りがあると聞いたら意外に思う人がいるでしょうか……(本文より)山伏の坂本大三郎さんの文章と絵で、47都道府県に深く根付いた“祭り”を紹介する連載、第19回。

PEOPLE

その土地のキーマン

  1. 山川智嗣
    (Bed and Craft/コラレアルチザンジャパン)
  2. 桐山登士樹
    (富山県総合デザインセンター)
  3. 林口砂里(水と匠)
  4. 鈴木忠志(SCOT)
富山県の“民藝”

心偈「南無阿弥陀仏 イトシヅカ」

むろん、柳宗悦がかつて滞在し、親鸞の著作を木版印刷した鮮やかな書籍『色紙和讃』に出会った南砺「城端別院善徳寺」と、この出会いを契機に柳が著した一冊『美の法門』は、富山県のみならず、民藝を語る上で忘れてはならないものだ……(本文より)「工藝 風向」店主の高木崇雄さんが “民藝”と“ロングライフデザイン”を繋ぐ、連載第18回。

読者や現地の皆さんと楽しむ、
様々なイベントを開催!今後も追加していきます。
富山
開催
東京
開催
d design travel TOYAMA 2
ディ デザイントラベル 富山 2
編集長:神藤秀人
発行元:D&DEPARTMENT PROJECT
体 裁:B5判変型 (230mm×175mm) 192ページ フルカラー
販売店:全国の主要書店、ライフスタイルショップ、ミュージアムショップ
発売日:2021年11月19日(金)
表紙:『祭巴の柵』 棟方志功 (1903年–1975年)