特集を見る
d&RE WEAR 2019 奄美の泥染・藍泥染
2019 奄美の泥染・藍泥染
シミや色あせなどで着られなくなってしまったお気に入りの服を、再び定番のアイテムとして蘇らせるプロジェクト「d&RE WEAR」。 今回は、奄美大島で約1300年以上前から伝わる大島紬の糸を染める「泥染」や「藍染」などの古代天然染色の技術と文化を継承している「金井工芸」で、昔ながらの染色法により、1枚1枚手で染めていただきます。
泥染に関して
「泥染」は、奄美大島特有の染色方法で、島内に自生する「テーチ木 (車輪梅)」という低木常緑樹を煮出して作った染料で染めた後に、泥田に浸す作業を繰り返すことを言います。「テーチ木」に含まれるタンニン色素と奄美大島の泥に含まれる鉄分の化学反応を利用した染色方法で、「泥染」はまさに奄美大島の自然が作る色と言えます。 生地や素材によって染まり方も変わりますが、くすんだブラウンに染まります。
藍泥染に関して
「藍泥染」は、「藍染」した後に「泥染」でさらに染め重ねることにより作られます。今回、インド藍使用し、藍染をした後に干し、その鮮やかな藍色に「泥染」の工程を加えていくという大変手間のかかる方法で金井工芸ならではの独特な染色です。 藍染とは違ったグレーがかった深みのある藍色に染まります。
金井工芸について
金井工芸は、本場奄美大島紬の代表的な染色方法である伝統技法泥染めをはじめ、豊かな自然から作る天然染色を行なっています。 工房ではテーチ木を採取し、染料を作ることから始まり、大島紬の糸や絣からファッションブランドの染めなど様々な分野からのニーズに応え、さらにサンゴや山羊の骨を染めた泥染プロダクトを製作するなど、伝統技術を伝承しつつ新しい表現にチャレンジしています。
<終了いたしました>
受付期間: 2019年2月21日(木)~3月24日(日)
受け渡し: 2019年7月4日(木)〜10月31日(木)
受付店舗: 全国10店舗北海道埼玉東京d47 MUSEUM富山山梨、静岡、京都鹿児島沖縄