オンライントーク 秩父の養蚕の今

現在も続く秩父の養蚕農家の現場から養蚕について学びこれからの養蚕について考えます。

埼玉県北部は山に囲まれた地形で水捌けもよく桑の栽培に適していたため、養蚕業が栄えていました。秩父地域では規格外の繭などを使用して織った「秩父太織」を野良着として使用していましたが「秩父太織」は徐々に人気を得て機械化などの発展を遂げ「秩父銘仙」として全国にその人気を広げていきました。現在「秩父銘仙」は伝統工芸品としても認定されています。
江戸時代最盛期を迎えた養蚕業でしたが、その後時代の変化とともに生糸の輸入の開始、洋服の普及などから徐々に国産繭の需要が減り養蚕農家も減少してしまいます。
現在埼玉県内の養蚕農家は200を切るほどです。その中でも後継者のいる農家はさらに少なくなっています。
「秩父銘仙」もまた、着物から布団などの生活用品へと形を変えながら続くも生産量は減り携わる職人も減ってきています。

そのような中「秩父銘仙」やそのルーツである「秩父太織」を絶やさないために「森画(モクモクキカク)」では独自の卓上織り機の開発から手織りの面白さを多くの人に知ってもらう活動を埼玉県を中心に全国で行っています。
今回私たちは「森画」の足立さんとともに卓上織り機による織りの体験と合わせ、現在も秩父の地で養蚕農家を継ぎ続けている久米悠平さんに養蚕の現場からオンラインで繋ぎ秩父での養蚕についてお話を伺うこととなりました。

久米悠平さんは5代目として家業である養蚕農家を受け継ぎ現在も繭の生産を行っています。
そして「森画」の卓上織り機の監修を行った秩父太織の職人である北村久美子さんへ繭を提供し純秩父産の「秩父太織」の提供にも貢献されています。
なかなか現場を知ることができない養蚕について、オンラインにて実際の養蚕の現場から繋ぎ、どのようにお蚕から繭へと育てているのかを学び、減少する養蚕業を若くして引き継ぎ続けていることについてもお話を伺っていきたいと考えています。
このイベントを機にまずは埼玉県に残る素晴らしい絹織物、そしてそれを支える養蚕について興味を深めてもらいたいと考えています。

オンライントーク 秩父の養蚕の今

日程
2021/9/25(土)
時間
10:00~11:00
場所
オンライン会議サービス「Zoom」※URLはお申し込み後にお知らせします。
参加費
①トークのみ¥550(税込)
②書籍セット¥2,000(税込)

●お申込み方法:WEB/店頭

●お問い合わせ:048-580-7316(PUBLIC DINER d埼玉店共有回線)

お支払いは「店頭現金払い」もしくは「お振り込み」となります。
なお振り込み手数料はお客様にてご負担ください。

なおご参加の方はオンライントークを録画したものをYou Tubeにて1ヶ月間ご覧いただけます。

①d SCHOOL わかりやすい秩父の絹と織 オンライントーク
秩父の養蚕の今<トークのみ>
2021/9/25 10:00~11:00
参加費:¥550(税込)
申し込みはこちらから
②d SCHOOL わかりやすい秩父の絹と織 オンライントーク
秩父の養蚕の今<書籍セット>
2021/9/25 10:00~11:00
参加費:¥2000(税込、送料込み)
D&DEPARTMENTの発刊する会員誌d LONG LIFE DESIGNの
No.0~No.3のうちどれか1冊をセット。(指定不可)
申し込みはこちらから
「d LONG LIFE DESIGN 」No.0〈創刊号〉~No.3 
D&DEPARTMENTが発刊する会員誌「d LONG LIFE DESIGN 」
ロングライフデザインを応援する全国の方々と一緒に作る参加型の雑誌です。
ロングライフデザインを扱う商品メーカーや、47都道府県の個性を集めたd design travelの仲間が集まり、各々の製品や活動のnewsを掲載しています。
(定価2,200円)
d SCHOOL わかりやすい秩父の絹と織
-卓上織機で織る「秩父絹のトラスマッタ・ブレスレット」作り-
2021年9月26日 ①11:00~13:00 ②15:00~17:00
織りの基本から複雑で高度な技術(図案組星)までを実践ができる初の卓上織り機「ORICCO」を使用して秩父絹の裂き糸を使用したトラスマッタ・ブレスレットを製作します。

イベント詳細はこちら
オンライントーク 秩父の養蚕の今

久米 悠平

高校時代に養蚕について学び、大学卒業後に秩父市内にて家業の養蚕に従事。
養蚕農家5代目として養蚕の存続に努めている。
2013年より秩父太織を秩父産絹で制作するHandweave Magnetic Poleへ繭を提供。

オンライントーク 秩父の養蚕の今

森画/モクモクキカク

地元材製の木の玩具(TUMICCO)や卓上織機(ORICCO)のプロデュースとワークショップ企画。「秩父」がご縁で得た方々からのご協力を源として活動中。