わかりやすい演劇

長く続く「もの・こと」を、わかりやすく学ぶ勉強会「d SCHOOL」。これまでにオーケストラや落語など、知っているようで知らない様々な文化を取り上げてきました。

今回、D&DEPARTMENT TOYAMAで取り上げるテーマは「演劇」です。

映画や音楽と比べると、難しいイメージのある演劇。しかし、古くはギリシャ時代から人々を魅了し続けてきたとてもロングライフな文化です。そして、富山は、世界的演出家・鈴木忠志氏主宰の劇団SCOT(Suzuki Company of Toga)の拠点がある地でもあります。SCOTは、毎年8月下旬から9月上旬にかけて、演劇の祭典「SCOT サマー・シーズン」を開催し、世界各地から演劇ファンが訪れます。

今回のd SCHOOLでは、この年に1度の演劇の祭典の前に、演劇のこと、SCOTのことを学ぶトークイベントを開催。ゲストにお招きするのは、SCOTのマネージングディレクターである重政良恵さん。そして聞き手は、昨年初めてSCOTを観劇した演劇初心者・D&DEPARTMENT TOYAMA 店長の進藤仁美です。

トークイベントでは、「なぜ演劇は2000年以上もの間、人々に愛されてきたのか?」「なぜ、人口500人の山間の村・利賀村に、世界的な演劇の拠点を作ることができたのか?」といった疑問を、長く演劇に携わる重政さんに教えて頂くだけでなく、「役者の独特な歩き方・話し方にはどんな理由があるの?」「音楽の選曲や衣装に込められた意味は?」等々、演劇初心者の素朴な疑問にも、お答え頂きます。

初めて演劇を見る方や、一度見たけれどよく分からなかったという方も、重政さんのお話をきっかけに、演劇を楽しみ方を見つけましょう!

わかりやすい演劇

日程
2018/8/3(金)
時間
19:00~20:00
場所
D&DEPARTMENT TOYAMA Map D&DEPARTMENT TOYAMA
参加費
1,000円
定員
30名

●お申込み方法:Web/店頭/電話
●お問い合わせ:076-471-7791(D&DEPARTMENT TOYAMA)

なぜ、SCOTについて学ぶ機会を作ろうと思ったか>

昨年、初めてみたSCOTの演劇は、まさに「衝撃」でした。空間、役者の動き、発声、音楽、衣装…どの点をとっても、これまでに見たことのない作品でした。見終わった後、この体験が一体なんだったのか、たくさんの疑問が沸いたと同時に、初めて演劇に触れる人にとっては、難しく感じるのでは、とも感じました。演劇を楽しむヒントを知ることができたら、もっと面白くなるはず、と思い勉強会を企画しました。また、利賀村だからこそ出来る表現、それを求めて世界各地から人が集まることは、富山にとって大きな財産であるように感じます。この勉強会を通じて、SCOTや演劇のことをもっと身近なものに感じてもらえたら、と思っています。

 

SCOT

SCOT(Suzuki Company of Toga)は、1976年(昭和51年)に東京から富山県利賀村に拠点を移し、合掌造りの民家を改造した劇場を利賀山房と名づけて活動を始める。その後、利賀村と協力して、野外劇場・稽古場・宿舎などを増設。利賀におけるSCOTの活動は世界の注目を集め、利賀村は一躍、世界の演劇人に聖地の一つと言われるようになった。1982年には、日本で初めての世界演劇祭「利賀フェスティバル」を開催(1982-1999)、毎年世界の舞台芸術家が利賀に集まり、スズキ・トレーニング・メソッドの訓練や作品づくりの稽古をしている。1972年にパリ世界演劇祭で初の海外公演を行なって以来、日本を代表する現代劇団として、これまでに32カ国87都市で公演を行なっている。

詳しくは、こちら

重政良恵

1980年お茶の水女子大学文教育学部卒業。1989年より(財)水戸市芸術振興財団演劇部門の企画スタッフとなり、水戸芸術館ACM劇場の開館から劇用ACMの創設、公演の企画制作に携わる。1992年より(財)国際舞台芸術研究所の制作スタッフとして、利賀フェスティバル、三井フェスティバル、BeSeTo演劇祭(日中韓共同の演劇祭)の運営を担当する。1996年より(財)静岡県舞台芸術センターの芸術局制作部主任として、シアター・オリンピックス、春の芸術祭、ロシアの舞台芸術の運営、静岡芸術劇場・野外劇場の公演、人材育成事業の企画制作に携わる。2004年より芸術局長。2009年より劇団SCOT(鈴木忠志主宰)の制作として、利賀でのSCOTサマー・シーズン、海外公演等の企画制作を担当している。