わかりやすいイト・テキ織物入門 -職人から学ぶ糸と織り-

「糸」から学ぶ郡内織物

郡内織物の特徴は「細番手・高密度・先染め」などがあげられますが、その中でも「細番手」にフォーカスして織物の始まりとなる「糸」から学びを深めていくd SCHOOLです。

私たちに身近な衣服や小物に使われる生地は、「糸」から形になっていきます。機屋の職人たちがどのように糸を紡いでいるのか、それは決して単純ではない幾つもの工程を経て細かな作業で仕上げていきます。

ハタオリを学ぶ上で見逃すことのできないそんなイト(糸)テキ(テキスタイル)ポイントを、天然素材の極細糸でストールを織り上げる武藤株式会社の武藤さん・富士技術支援センター 五十嵐哲也さんを講師にお招きしわかりやすい解説と実際のエピソードを交えて勉強していきます。

学んだあとには、手軽にできる手織りワークショップ(定規織り)も行っていきます。

自分で「織り」を体験することで、郡内織物が更にぐっと魅力的に感じられるはず。

普段あまり聞くことのない視点から郡内織物を通してものづくりを学び、10月12日・13日開催のハタオリマチフェスティバルをより深く楽しめるお手伝いをします。

わかりやすいイト・テキ織物入門 -職人から学ぶ糸と織り-

日程
2019/10/6(日)
時間
14:00~15:30
場所
D&DEPARTMENT YAMANASHI by Sannichi-YBS Map D&DEPARTMENT YAMANASHI by Sannichi-YBS
参加費
¥2,000(税込)
定員
10名

●お申込み方法:店頭もしくはお電話にて
●お問い合わせ:055-225-5222(山梨店)

手織り体験 ~定規織り~
郡内織物を学ぶ講義のあとは、「定規織り」のワークショップを行います。
「定規織り」は講師の五十嵐さんが生み出した、特別な道具を使わず簡単に、織物を楽しく作って学ぶことができる手織り体験です。

画像出典元:シケンジョテキ
わかりやすいイト・テキ織物入門 -職人から学ぶ糸と織り-

武藤(株) 武藤亘亮さん・武藤恵さん

江戸より極薄の絹生地を織り続けてきた山梨県西桂産地でカシミヤやシルクなど極細の天然素材にこだわり、紡績から企画・織り・仕上げ・発送まで熟練の職人たちが丁寧に作り上げる極上の肌触りが自慢のストールや服地の工場。「触ればわかる」というテーマのもと、自然素材の極細糸を最も心地よい肌触りだと感じられる分量で混紡し、スローな織機で織りあげる。さらに富士山の雪解け水で洗いをかけて他にはない肌触りの良さをカタチにしている。

富士技術支援センター 五十嵐 哲也さん

山梨県産業技術センター内の富士技術支援センターに所属。富士吉田の企業が求めていることを形にする取り組みを行っている。

繊維技術部という部署で山梨の織物産業を支えることを中心として、様々なプロジェクトに携わって地元を盛り上げており、多くの方に「郡内織物」を伝えていくために講演会の講師を務めることもしばしば。とてもわかりやすいスライドや冊子で産地・郡内織物の魅力を発信している。