小石原焼 太田哲三窯

奇をてらわず用途に忠実で、暮らしのなかで長く使える器

福岡県朝倉郡東峰村で約350年続く小石原焼は、指で大胆に描く指描き、櫛描きや飛び鉋、刷毛目といった技法が特徴。数ある窯元の中、私たちが出会った「太田哲三窯」は、伝統を守り、腕を磨き、用途に忠実で使いのよいものづくりを続け「本来の小石原焼」を現在まで継承してきた窯元でした。陶工 太田哲三さんは父・熊雄氏に師事し独立、40年以上も作陶を続け、民藝の想いに添いながら日常に使いやすい器づくりをされています。繰り返しの職人仕事が根底にある民窯・小石原の伝統を祖父の代から受け継ぎ、現在は息子の太田圭さんと二人で陶作されています。「使い勝手の良さが基本であり、見ていて美しいものには迷いがない」と話してくださった哲三さんの奇をてらわず用途に忠実で、実直なものづくりから生み出される器たちをぜひご覧ください。

小石原焼 太田哲三窯

日程
2018/5/17(木)~7/3(火)
時間
11:00~20:00 ※水曜定休
場所
D&DEPARTMENT FUKUOKA Map D&DEPARTMENT FUKUOKA
参加費
無料
定員
なし

●お問い合わせ:092-432-3342(D&DEPARTMENT FUKUOKA)

 

会期中だけに出会えるうつわもあります。
福岡店では、太田哲三窯の焼物を常時取り扱っておりますが、期間中は小石原焼に伝わる6種類の技法を使ったさまざまの器が並びます。「小石原焼といえば飛びかんなと思われがちだけど、それ以外の技法も見て欲しい。」と、太田哲三さん。飛びかんなや刷毛目以外の普段は福岡店で取り扱いのない技法を使った器、壺や甕など元来の小石原焼の仕事として作られてきた器の数々は、なかなか現地まで行かなければ目にすることない器ばかりです。

ギャラリー展示も準備中です。
太田哲三窯でお預かりした、貴重な年代の古い小石原焼や道具の展示とともに、小石原焼の魅力を体感していただける内容を準備中です。

レポートブログ「太田哲三窯に行ってきました。前編」
今回の企画展の仕入れと取材を兼ねて、小石原焼の作り手である太田哲三さんを訪ね、福岡県朝倉郡東峰村にスタッフみんなで行ってきました。哲三さんに伺った小石原焼の歴史、器の特徴や小石原の現状/今後についてレポートしております。ぜひ、併せてご覧ください。

レポートブログはこちらから
「太田哲三窯に行ってきました。前編」