沖縄県・井口工房のやちむん

もっと自由にもっとおおらかに。

やちむんとは沖縄のことばで「焼き物」。“沖縄のやちむん”と聞くと、ぼてっとした形や、ずっしりとした重みのある器を想像される方が多いと思いますが、今回ご紹介する井口工房の作る器は、沖縄の土と鮮やかなコバルトブルーの釉薬を使った伝統的なやちむんでありながらも、薄く軽く、スッと真っ直ぐに引かれた線のような潔さが特徴的です。コバルトで描かれたおおらかなO紋や、マットな白、ツヤのある白や飴釉の無地。代表的なマカイ(碗)は胴回りはふっくらとしつつも、口当たりは薄く、高台もすっきりと切り立っており、どれもとても美しくシンプルです。どの器からも井口さんの繊細な仕事により生まれていることがよくわかります。福岡店では初めての開催となります。ぜひ、手に取り体感してください。

沖縄県・井口工房のやちむん

日程
2018/4/28(土)~5/22(火)
時間
11:00~20:00(水曜休)
場所
D&DEPARTMENT FUKUOKA Map D&DEPARTMENT FUKUOKA
参加費
無料

●お問い合わせ:092-432-3342(福岡店)

沖縄県・井口工房のやちむん

井口春治(いぐちはるじ)

1968  沖縄県中城村に生まれる
1986  浦添工業高校デザイン科卒業
1995  沖縄県立芸術大学卒業
1999 ~ 2000 イタリア、フィレンツェ滞在
2002 ~ 2007 読谷山焼 大嶺實清氏に師事
2012  読谷村に「井口工房」を設立

幼い頃、ランボルギーニ・カウンタックに憧れる。そして、高校からデザインの勉強を始める。大学浪人時代に大嶺實清氏の個展にて、現代の壷屋焼きにはない作風に衝撃を受け陶芸の道へ転向。日用品として使いやすく、喜ばれるものづくりを心掛けている。