佐賀 森正洋の平形めし茶碗

長崎県波佐見町は、400年以上の歴史を持つ窯業の産地です。分業制による高品質・大量生産を得意とし、日常使いに適した器は、日本の庶民の食文化も変えたと言われています。そんな波佐見町にある「白山陶器」は、1779年創業の陶磁器メーカーです。白山陶器の陶磁器デザイナーとして活躍した森正洋は、佐賀県藤津郡(現・嬉野市)塩田町で生まれました。現代の日本の暮らしに合うデザインを考え続けた森正洋は、「G型醤油さし」をはじめ、数々のロングライフデザインの器を生み出しました。今回ご紹介する「平形めし茶碗」も、森正洋の代表作のひとつです。径が広く平たい形が特徴の「平形めし茶碗」は、ご飯だけでなく、煮物やサラダ、スープなど用途は限定しません。また豊富な釉薬のデータを元に作られた鮮やかな色柄は、料理にあわせて選ぶ楽しみがあります。今回の特集では、約100柄の「平形めし茶碗」が店頭に並びます。ぜひ自分に合ったぴったりの1枚を見つけに来てください。

佐賀 森正洋の平形めし茶碗

日程
2022/2/24(木)~2022/5/10(火)
時間
10:00~19:00 ※最終日は16:00まで
場所
D&DEPARTMENT TOYAMA Map D&DEPARTMENT TOYAMA

●お問い合わせ:076-471-7791(d富山店)

佐賀 森正洋の平形めし茶碗

森 正洋(もり まさひろ)

1927年、佐賀県生まれ。1956年、白山陶器に入社したのち、1960年に、「G型しょうゆさし(1958)」を含む、一連の食卓陶磁器で第1回グッド・デザイン賞(日本デザインコミッティー)受賞。その後も数々の国際的なデザイン賞を受賞する。1978年に同社を退社後、森正洋デザイン研究所を設立。広く後進の育成に励んだ。高名な評論家だけに評価されるデザインよりも、人々から愛され続ける、サイン表記のないアノニマスなデザインの製品を世に送り続ける。2005年、永眠。