鹿児島のやきもの-龍門司焼-

龍門司焼は、元禄初年頃に朝鮮半島より渡ってきた陶工によって始められた、古帖佐焼の流れをくむ窯です。桜島を南に臨む加治木の山ふところに築かれ、以来300年以上にわたり、すべて地元の土と原料を使い、先人によって築きあげられた伝統と技術を守り継いでいます。鮮やかな色調の三彩、飴釉、青流し等、龍門司焼でしか見ることのできない鮫肌釉や蛇蝎釉など、多彩な天然釉は素朴で力強い風合いを持ち、多くの人に親しまれています。庶民の暮らしに寄り添う「黒薩摩」を代表する龍門司焼企業組合から、現代の暮らしに取り入れやすい普段使いの器など、様々な種類の器をご紹介いたします。

鹿児島のやきもの-龍門司焼-

日程
2020/7/2(木)~7/28(火)
時間
10:00~20:00
場所
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA Map 鹿児島県鹿児島市呉服町6-5 マルヤガーデンズ4F

【龍門司焼の実用例】

 

伝統を守りながらも時代のニーズに合わせたデザインで、現代の食卓にも取り入れやすい龍門司焼。

厚手で力強く、とても丈夫です。多彩な釉薬はあたたかみがあり、食卓を彩ってくれます。

 

鹿児島のやきもの-龍門司焼-

龍門司焼企業組合

龍門司焼は戦前5,6軒の窯元がありましたがこれらの窯元を統合し、戦後に龍門司焼企業組合となりました。現在"企業組合"の形式をとっているのは全国でも龍門司焼企業組合のみです。

洗練された滑らかで美しい形は理事長である川原史郎さんをはじめ、長男の川原竜平さん、次男の川原昇平さん、川原史郎さんの甥にあたる猪俣謙二さんの4人で、ろくろで一つ一つ丁寧に作られています。

原料となる土や石、釉薬の素はすぐ近くの山から全て採取しにいきます。また、年に2回の登り窯での窯焚きはとても重労働ですが、登り窯に拘る理由がしっかりとあります。

昨年、私たちスタッフが窯焚きをお手伝いさせていただいたブログがございますので、《こちら》をご覧ください。

鹿児島のやきもの-龍門司焼-

今年も窯焚きに行ってきました!

6月23日、姶良町加治木の「龍門司焼企業組合」で行われた登り窯での窯焚きに行ってきました。

鹿児島店からの参加は昨年に続き2回目。
今回は2人のスタッフが伺い、お手伝いをさせていただきました。

今回の体験レポートは、《こちら》をご覧ください。