鹿児島の食 -お茶を楽しむ-

生産量・栽培面積ともに、全国有数のお茶産地である鹿児島県では、北薩から種子屋久地方の離島まで広く茶畑が分布し、生産者の創意工夫により多種多様なお茶が育てられています。

他県の名産地のブレンド茶として使われることも多く、名前が表に出ることの少なかった鹿児島茶ですが、茶業に関わる作り手や売り手の努力により、現在は「かごしま茶」としての知名度も高まりつつあります。

また鹿児島に数多くある製茶店も、茶葉の選び方や提案の仕方はそれぞれに個性的で、パッケージや店舗デザインの刷新、カフェの併設など、新しい試みも目立つようになりました。

 

期間中は鹿児島全域より茶農家・製茶店自慢のお茶や、薩摩焼の茶器、お茶受けと共に、鹿児島茶の今をわかりやすくご紹介します。ぜひ多彩な鹿児島茶をご体感ください。

 

鹿児島の食 -お茶を楽しむ-

日程
2021/5/6(木)~6/1(火)
時間
10:00~20:00
場所
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA Map 鹿児島県鹿児島市呉服町6-5 マルヤガーデンズ4F

●お問い合わせ:099-248-7804(鹿児島店)

個性豊かな茶葉
【白川茶園】
世界遺産屋久島で有機栽培を実践する白川さんのお茶は、他にはない自然な甘さとまろやかさが特徴。フレーバーティーのシナモンやレモングラスも自家栽培でどこまでも優しい味わい。農園ではお茶、紅茶の他たんかんなどの果物も栽培している。
【崎原製茶】
栽培から販売まで、全行程一貫して家族で行っている。さつま川内市、川内平野の"山の畑""川の畑"の2ヶ所の農園を持つことで多様なお茶を作り出す。玉露からプーアル茶まで幅広いラインナップが特徴。
【薩摩英国館ティーワールド】
紅茶好きが高じ、輸入から栽培へ転向。完成させた「夢ふうき」はイギリスで最高金賞を受賞。生産量は少ないが知覧町のショップでは購入も可能で、紅茶を「知る、飲む、食べる」が詰まったスペースとなっている。
【すすむ屋茶店】
四代に渡り茶業に携わり、日常に「最高の日本茶体験を」を旗印に掲げる気鋭の製茶店。上之園町の店舗ではお茶のほかオリジナルの茶器も販売している。喫茶スペースで供されるぜんざいやかき氷も人気。
【お茶のにいやま園】
日置市伊集院町の製茶店。伊集院の家庭で昔は良く飲まれていた、懐かしい"釜炒り茶"を再現。敷居の高くない日常のお茶として提案している。フレーバーティーも充実。
器や道具
【すすむ屋茶店】
日常的にお茶を楽しむ為に「高価すぎず、安価で雑でもない、暮らしに寄り添う一生ものの道具を」と、陶工やプロダクトデザイナーと拘って作り上げたオリジナル。併設のカフェでは実際に使うことができる。
【CHIN JUKAN POTTERY】
400年続く伝統ある薩摩焼の窯元「沈壽官窯」が、東京を拠点にする「ランドスケーププロダクツ」と共同で製作するシリーズは新しい時代の「サツマウエア」。2018年に黎明館にオープンした喫茶室ではこの器で提供される。
【龍門寺焼企業組合】
庶民の器である黒薩摩を代表する窯元。「蛇蝎」「鮫肌」などここにしかない釉薬があり、原料は全て窯の近くの山や畑のもの。工房併設の直売所の品揃えも豊富。見学や陶芸体験も可能。
鹿児島のお菓子
【Kiitos】
鹿児島初、カカオ豆からチョコレートを作る”Bean to Bar”の工房。廃校を再利用した「ユクサおおすみ海の学校」に工房を構えている。味はもちろんのことパッケージも素敵なメイドイン鹿児島。
【Frasco】
奄美市龍郷町にあるセレクトお土産ショップ。地域の人がこどもからお年寄りまで集えるようなイベントも開催している。パッケージやwebデザインも自ら行い、オリジナル商品も販売する。
【梅月堂】
鹿児島の昔なつかしいおやつ代表「湯之元せんべい」の梅月堂、最近は「ぬれどら」「ラムドラ」を初め、季節のバリエーションも楽しみ。本店だけで食べられるアイスクリームは絶品。
【FUKU+RE】
できるだけ無農薬、低農薬、オーガニックの厳選した食材を使い、添加物、化学調味料を一切使用せず、地元に伝わる手法と素材を活かしながら、和でも洋でもない新しいスタイルの蒸菓子に発展させた進化系スイーツショップ。