福岡 久留米絣の現代風もんぺ

福岡県の筑後地方を中心に発展してきた久留米絣。かつては普段着の和服用反物として親しまれてきましたが洋装化が進んだことで織元も減少しています。そんな久留米絣をわたしたちの普段着として自然に身にまとうきっかけを生み出したのが、うなぎの寝床がつくる「現代風もんぺ」です。日本のワークウェアであるもんぺの機能性はそのままに、現代に合うすっきりとしたデザインでタウンユースからアウトドアまで幅広くお使いいただけます。今回は技法によって異なる表情を見せる久留米絣や地域らしさを感じる天然染色を施したもんぺをご紹介します。

福岡 久留米絣の現代風もんぺ

日程
2020/2/27(木)~3/24(火)
時間
10:00~20:00
場所
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA Map 鹿児島県鹿児島市呉服町6-5 マルヤガーデンズ4F

久留米絣
福岡県の筑後地方を中心に発展してきた伝統工芸である久留米絣。経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を括り(くくり)、染める。できる模様は古典的なものから、現代的なものまで幅広くあります。久留米絣はそれぞれの工房で特徴があり、藍染手織りから、機械織りの化学染料染めまで技術と得意とする分野は多様です。
現代風もんぺ
地元の人から「家に眠っている久留米絣の着物で、もんぺを作りたい」と相談を受け、「うなぎの寝床」が型紙をデザイン。反物から効率よく作れるように考えた結果、腰回りもすっきりと細身になりました。負担がかかりやすいヒザの部分が補強されているなど、もんぺとしての機能性も残しながら、普段使いしやすいデザインです。
奄美の泥染/三瀬の藍・墨染の天然染色もんぺ
鹿児島県奄美大島の原絹織物による泥染、福岡県三瀬郡の宝島染工による藍・墨染によるもんぺもご紹介します。天然染色を施されたもんぺは使っていくことで経年変化が楽しめるのも魅力のひとつ。その土地らしさや様々な技法を感じることのできるもんぺです。