沖縄 やちむん

やちむんとは沖縄の言葉で焼物のことを言います。
その始まりは古く1600年頃、沖縄がまだ琉球王国と呼ばれていた時代。
外国と交易を行っていた琉球王国に陶磁器が豊富に持ち込まれ、焼き物の技術が発展したことが原点となっています。
沖縄には数々のやちむんの工房があり、工房ごとに個性のある様々な作品が作られています。ぼってとした形がなんともかわいらしいです。
今年も選りすぐりのお皿、マカイ、カップなどの定番の器が並びます。また昨年はなかった琉球ガラスもございますのでお楽しみに。
山梨ではなかなか見ることのないやちむんの世界をぜひ、感じてみてください。

沖縄 やちむん

日程
2019/07/09(火)~8/12(月)
時間
11:00~19:00
場所
D&DEPARTMENT YAMANASHI by Sannichi-YBS

やちむんの文様紹介
唐草/ 菊唐草
温暖な気候で育つ生きいきとした植物を描いた定番柄。単色で描かれたものを唐草、飴が入ったものを菊唐草という。
点打ち/ 三彩
点を打って描く文様。水玉とはちがい均等ではなく自由に打たれる。単色で描くものと、多色使いの三彩がある。
イッチン/ 印花(イングァー)
スポイトのような道具で釉薬を絞り出して描くイッチン。唐草や印花を描くことが多い。
素地と違う色で描くのが主流だが、白地に白釉で描くものを白イッチンと呼ぶ。
魚紋(ギョモン)/ 線彫(センボリ)
躍動する魚を描いた文様で、輪郭を彫る線彫も施されることが多い。人間国宝の金城次郎さんが晩年に多く描いたことから有名になり、沖縄の器=魚紋と思われていた時代もあった。
飛鉋(トビカンナ)
ろくろを回しながら、工具の刃先をつかって連続した削り目を付けていく手法。小鹿田焼などのように全体ではなく、一部に施されることが多い。
刷毛目(ハケメ)
刷毛を使って白釉で流れるように描く技法で、陶工の手さばきの優美さが問われる。
指掻き(ユビガキ)
道具を使わず、自らの指で描く技法。大胆かつ美しい熟練の技である。
蛇の目(ジャノメ)
皿やマカイの真ん中にある輪のこと。登り窯では重ね焼きをする。くっつくのを防ぐ為、あらかじめ釉薬を丸く剥いでおく。一番上に置かれた器には蛇の目がない。
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