ちいさな藍美術館のもののまわり

京都市市街地から車で約1時間半、由良川に沿って進んだところにある美山町北村「かやぶきの里」。茅葺き屋根の住宅が建ち並ぶ、美しい山間の集落の中で、一番大きく古い民家に「ちいさな藍美術館」があります。

藍染め作家の新道 弘之さんが、江戸時代末期の古民家を改築して2005年に開館した藍染工房兼美術館で、『d design travel 京都』でも紹介させて頂いています。1階は藍染の工房を、2階の屋根裏では新道さんが世界中から集めてきた藍染のコレクションを見ることができ、ミュージアムショップに並ぶ手拭いや暖簾からは、素朴な藍の美しさと表現の豊かさを感じられます。

今回は、ちいさな藍美術館のまわりにある、産業としての藍染の歴史や、「かやぶきの里」に工房を構える背景、ものづくりを支える人々についてご紹介します。日本の藍の魅力を発信し続けるちいさな美術館の活動を通じて、日本人の生活に深く根付いてきた藍染について考える機会になれば幸いです。

ちいさな藍美術館のもののまわり

日程
2022/6/3(金)~7/11(月)
時間
11:00~18:00(火・水曜休)最終日は17:00まで
場所
D&DEPARTMENT KYOTO SHOP

●お問い合わせ:075-343-3217(京都店)

社会状況によっては、予告なく営業日時を変更する場合がございます。ご来店の前に最新情報をご確認ください。
最新の営業情報は【こちら】

6月25日(土)は新道 牧人さんが在店されます!
この日はちいさな藍美術館の館長、新道弘之さんの息子さんである牧人さんがSHOPに在店してくださいます。ぜひお立ち寄りください。
在店日時:6月25日(土)13:00~18:00
ちいさな藍美術館のもののまわり

ちいさな藍美術館 

藍染め作家の新道 弘之さんが、2005年に美山に開館した藍染工房兼美術館。工房には藍瓶が埋められていて、昔ながらの藍染の様子を見学することができる。もとの茅葺民家は、旧・中野八郎右衛門住宅で、江戸時代に若狭の棟梁によって建てられたもの。北村でも一番大きく古い民家で、棟の7本の千木はこの家が村の庄屋を務めていたことを示している。