FUTAGAMI -真鍮の生活道具-

江戸時代より仏具の産地として栄えてきた富山県・高岡市。
今も大仏や梵鐘などの大きなものから、自宅用のものまで様々な仏具が作られています。

 

今回、特集でご紹介する「二上」も、仏具を手がける鋳物メーカーとして1897年にスタートしました。仏具の中でも、「輪灯(りんとう)」と呼ばれる細やかな細工が特徴の仏具を専門に手がけてきた「二上」ですが、時代と共に仏具の需要が減る中で、仏具で培ってきた技術を生かし新たに生活道具ブランド「FUTAGAMI」を立ち上げました。

 

デザインを手がけるのは、手工業デザイナーの大治将典氏。これまでの仏具の常識ではあり得なかった砂型から取り出したままの「鋳肌」を生かした「FUTAGAMI」のアイテムは、時間とともに真鍮の風合いが変化し、使うほどに味わいが増してきます。2009年に立ち上げたブランドは、少しずつ数を増やし、今では、生活用品から照明などアイテムも多岐に渡ります。今回の特集では、真鍮の風合いを生かした「FUTAGAMI」の様々なアイテムとともに、「二上」のある高岡のものづくりをご紹介していきます。

FUTAGAMI -真鍮の生活道具-

日程
2021/10/14(木)~11/16(火)
時間
12:00~20:00(最終日は17:00まで)
場所
d47 design travel store(渋谷ヒカリエ8F) Map d47 design travel store

●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)

FUTAGAMI
富山・高岡にて1897年(明治30年)創業の真鍮の鋳物メーカー『二上』。2009年に真鍮の生活用品ブランド「FUTAGAMI」を立ち上げ、400年以上前から続く鋳物の産地で、真鍮製品の魅力を発信している。
FUTAGAMI -真鍮の生活道具-

デザイナー:大治 将典

日本の様々な手工業品のデザインをし、それら製品群のブランディングや付随するグラフィック等も統合的に手がける。手工業品の生い立ちを踏まえ、行く末を見据えながらデザインをしている。2011年ててて協働組合共同設立・共同代表