第11回 dd SCHOOL〈 特別一般枠 〉

「絶メシ」に学ぶ、ロングライフな町をつづける仕組み

「ロングライフデザイン=ながくつづくいいこと」を伝える私たちは、定期的にその先駆者を講師としてお迎えし、社内勉強会「dd SCHOOL」を開催しています。この度、「ロングライフデザインの会」の発足に伴い、この社内勉強会を会員の皆さんと一緒に学ぶ勉強会として開催していくことになりました。

 

dd SCHOOL 第11回目となる今回のゲストは、広く日本じゅうが注目すべき「その土地の“個性の継続”について」をデザイン的発想で成功させている博報堂ケトル、クリエイティブディレクターの畑中翔太さん。全国には少子高齢化、過疎化などへの「活性化」が様々に行われていますが、その多くを見ていると、カンフル剤を打つような瞬発性が強い継続の見えないものばかりです。畑中さんは元々その土地に長く続く飲食店の「継続の様子」をベースに、ユニークなネーミングや書籍化、映像化などのデザイン手法を取り入れながら、多くの「共感」を生み、みんなでその場所に関心を持つことで、結果、緩やかに無理なく、土地の個性の「つづく」をクリエイションしています。まさに、私たちデザイン系がすべき、お手本!! じっくりご苦労話を含め、学ばせて頂きたいと思います。

第11回 dd SCHOOL 企画担当者・ナガオカケンメイ

 

ロングライフデザインの会の会報誌『d LONG LIFE DESIGN(d news)』最新刊では、群馬県高崎市を訪ね、消えてしまうかもしれない町のメシ屋を表情豊かに伝える、絶品グルメ店リスト「絶メシ」を特集しました。“絶やすな! 絶品高崎グルメ”“食えなくなっても知らねえよ〜!”のコピーが印象的なこのプロジェクトの対象店では、平均20%売上げが上がったという成果を耳にしました。店舗の売上げだけでなく、高崎のシティープロモーションとしても成功し、多くの人が故郷に持ちつづけている「記憶と紐づいたあの店」が対象の「絶メシ」は、どんな地域でも利用可能な強い仕組みとして、現在、石川県や福岡県 柳川エリアにも広がりを見せています。

 
\ レポート動画を公開しました! /

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第11回 dd SCHOOL〈 特別一般枠 〉

日程
2020/2/27(木)
時間
19:30~22:00
場所
dたべる研究所(D&DEPARTMENT TOKYO内 1階) Map D&DEPARTMENT TOKYO
参加費
¥5,000(税込)※軽食とドリンク付き
定員
15名限定

●お申込み方法:上記「申し込み」ボタンよりお申し込みください。
●お問い合わせ:03-5752-0097(ロングライフデザインの会 事務局 担当:中村)

イベントに参加されるみなさまへ|会場内には消毒液をご用意しておりますが、体調にご不安のある方はくれぐれもご無理をなさらないようお願いいたします。

本会は「ロングライフデザインの会」の活動の一環として開催しており、特別一般枠は予告なく終了となる場合がございます。会員の方はロングライフデザインの会 事務局よりお送りする開催のお知らせメールからお申し込みください。

第11回 dd SCHOOL〈 特別一般枠 〉

畑中翔太

博報堂ケトル クリエイティブディレクター・プロデューサー

2008年博報堂入社。手段やアプローチを選ばないプランニングで、数多くの統合キャンペーンを手掛ける。2018年クリエイター・オブ・ザ・イヤー メダリスト受賞。2017年、群馬県高崎市のシティプロモーションとして「絶メシリスト」を考案。ドラマ『絶メシロード』のプロデューサーもつとめる。

第11回 dd SCHOOL〈 特別一般枠 〉

ナガオカケンメイ

デザイン活動家・D&DEPARTMENTディレクター・d lognlife design(d news)編集長

すでに世の中に生まれたロングライフデザインから、これからのデザインの在り方を探る活動のベースとして、47都道府県にデザインの道の駅「D&DEPARTMENT」を作り、地域と対話し、「らしさ」の整理、提案、運用をおこなう。'09年より旅行文化誌『d design travel』を刊行。'12年より東京の渋谷ヒカリエ8/にて47都道府県の「らしさ」を常設展示する、日本初の地域デザインミュージアム「d47 MUSEUM」を発案、運営。'13年毎日デザイン賞受賞。'19年ロングライフデザインのマーケットを、つくり手・売り手・使い手の垣根を越えて応援する雑誌『d news』を創刊。’20年春にD&DEPARTMENT初の宿泊機能をもつ拠点を韓国チェジュにオープン予定。 www.nagaokakenmei.com