dたべる研究所では、オープン当初から自家製のぬか床をつくり、季節ごとに旬の野菜を漬けて、毎日のおひるごはんと共にお楽しみ頂いてきました。
季節によっても、ぬか床を混ぜる人によっても、味わいに変化がある「ぬか漬け」。ここでぬか漬けを仕込むようになって、日々その変化に、まさに“菌が生きている”のを実感します。
『今日はこれを漬けてみようかな!』
『これはもっと塩もみしたほうがよかったな…』
『わぁ、おいしく漬かったな~!』
『なんだかぬか床から酸っぱい臭いがしてる!!』
そんな風に、ぬか床とぬか漬けの様子を観察しながら、毎日いろいろ試していると、感情を揺さぶられながら(!)ぬか床に育ててもらっているような気さえしてきます。
たべ研でぬか漬けをつけるようになってから、より一層「一人暮らしでも、家族がいても、ほかほかのご飯と具沢山の味噌汁、そして美味しいぬか漬けがあれば、普段の食生活が豊かになるのでは?」という想いが募っていきました。そして、たべ研でぬか漬けを漬けているからこそ、「自宅でもぬか漬けを始めたい!」という気持ちがどんどん大きくなっています。
しっかり働きながら、それでいてより健やかに暮らしていくには、毎日のちょっとした積み重ねが大切になってきます。無理して毎日手の込んだ食事を用意するより、小さな“ひとてま”を重ねることで、リラックスして豊かな食生活を送りたい、そう思うようになりました。
そして、1人で黙々とぬか漬けをつけるだけでなく、「ぬか漬けの楽しさ」や「普段の生活に活かす工夫」をより多くの人と分かちあい、長くつづく習慣にしていきたいな、と考えています。
今回の講座をきっかけに、1人でも手軽に「ぬか漬け生活」を送れるよう、少人数でじっくりぬか漬けを研究していきましょう!
【 講座内容 】
<< 第1回目(1月25日)>>
この回では、そもそもぬか漬けとは?発酵とは?という基礎をオリジナルテキストを使いながら学び、その後に実際にマイぬか床をつくります。
ぬか床をつくるための材料はこちらで全て用意してるので、お持ちいただくものは「ぬか漬け用の容器」のみ。みんなで一緒に第一歩を踏み出しましょう!
<< 第2回目(2月8日)>>
この回では、それぞれのぬか床をみんなで観察し、講師の加藤料理長からアドバイスを頂きます。その後、前日に漬けてきたきゅうりを取り出し、みんなでそれぞれのぬか漬けを試食。
もし時間があれば、新たに野菜を漬けるところまでみんなでやってみましょう。
※第1回目以降は、自宅にて「捨て漬け」を毎日づづけていただき、マイぬか床を育ててきてもらいます。
講座後には、ぬか漬けに必要な材料(ぬかなど)やこれから漬けていく野菜の販売会もおこないます。
【 講座に含まれるもの 】
・dオリジナルテキスト
・熟成ぬか(dたべる研究所のぬか)
・生ぬか(滋賀県 のんきぃふぁーむ)
・塩(高知県?土佐のあまみ屋「土佐の天日塩 あまみ」)
・昆布(大阪府 こんぶ土居「天然真昆布」)
・かつお節(東京都 かつお節のタイコウ)
・いりこ(香川県 やまくに)
・水、唐辛子、干し椎茸、生姜
※材料は予告なしに変更される場合があります。
【 持ちもの 】
・筆記用具
・エプロン
・ぬか漬け用の容器(容量3L)
オススメ容器は、野田琺瑯の「ぬか漬け美人」。D&DEPARTMENT 東京店ショップでも販売しています。もちろん、お手持ちの容器、お気に入りの容器でも構いません。
(写真:上が容量3Lの容器)
全2回講座ですが、この講座後には参加者限定のオンライングループでお悩みを相談できたり、たべ研でも使っている材料(無農薬のぬかや旬野菜)を定期的にご購入できたり、みんなで「普段の生活で長く続けられる」工夫をたくさん実施していきます!もちろん、今後も定期的に「d SCHOOL わかりやすい ぬか漬け」を開催していくつもりなので、ぜひ末永いお付き合いをしていきましょう!
これまでにぬか漬けにチャレンジしたことはあるけど諦めてしまった人、興味はあるけど大変そうで手を出せなかった人も、ぜひこの機会に“日本で長くつづく発酵文化”に触れてみませんか。