“その土地らしさ”の魅力を辿る 茨城県央を味わう食の旅 〈 モニターツアー参加受付 〉

地魚、ほしいも、ビールまで。
茨城県央の食を巡るフードツーリズム

d47食堂の料理人が「茨城県央定食」を開発するために巡った旅を追体験する、1日限りのスペシャルツアーを開催します。アンコウ、ヒラメ、ホウボウなど、様々な魚種が日々漁獲され賑わう魚市場を散策、旬の地魚料理を堪能したら、最盛期を迎えるほしいもづくりの見学へ。その土地に暮らす人々を訪ねながら、名産品のわらつと納豆、恵まれた土壌で育つ野菜、常陸野らしさを伝えるビールなど、食の宝庫ならではの特色豊かな食文化を巡ります。その土地らしい食を通して、文化を味わう。茨城県央の魅力を濃縮したフードツーリズムに、一緒に出かけてみませんか?

 
開催レポート
>> “その土地らしさ”の魅力を辿る、茨城県央を味わう食の旅に行ってきました。〈 海の恵み編 〉
>> “その土地らしさ”の魅力を辿る、茨城県央を味わう食の旅に行ってきました。〈 土の恵み編 〉
>> “その土地らしさ”の魅力を辿る、茨城県央を味わう食の旅に行ってきました。〈 つくり手編 〉
関連企画
>> 〈 期間限定 〉d47食堂ではじまります「茨城県央定食」
現地取材レポート
>> 茨城県央定食を作る旅 ⑴ 城里町・笠間市・茨城町編
>> 茨城県央定食を作る旅 ⑵ ひたちなか市・那珂市編
>> 茨城県央定食を作る旅 ⑶ ひたちなか市・水戸市・東海村編

茨城県央の味を巡る|茨城県央定食をつくる旅
相馬夕輝(d47食堂ディレクター)
 
農家の数だけほしいもの違いがある
 
水戸は言わずと知れた納豆の名産地。藁で包んで発酵させると、適度に水分を飛ばし、より凝縮した味わいが出来上がる。「つと豆腐」も藁を使った郷土料理。冠婚葬祭に集落の集まりで食べられたそうだ。酒の肴に打って付けの一品。米も大豆もつくる地域ならではの郷土料理といえる。もちろん地域では野菜の栽培も盛んで、東海村の「須崎農園」は、葉物から根菜類まで少量多品種の有機栽培を行ない、畑はとても賑やかだ。城里町では、甘みが強い「レッドポアロー(赤ネギ)」、小美玉市では「レンコン」などが育てられている。どれも関東ローム層の黒土が支えた農業だ。また納豆に続く名産品の「ほしいも」は、取材時まさに収穫期。ひたちなか市の「オカベファーム」では、紅はるかや玉豊といったほしいもに適した品種の農地を見学。ここから冬にかけて糖度を高め乾燥させていく。この一帯は、野菜の栽培に適した粘土質とは異なり、火山灰土を含む水はけの良い地質で、サツマイモ栽培に適しているという。那珂市の「芋助」では、熟成保存の過程でほしいもの表面に干し柿のような白い粉を吹かせる「粉吹き」をつくる。同じほしいもといえども、サツマイモの品種やつくり方、それぞれの土の性質によって、味はどこも大きく異なっておもしろい。「幸田商店」では、天日干しの干場を見せていただいた。冬の乾燥した北風と、海からの潮風がほしいもの乾燥に良い。陽が沈みかけていく夕暮れの時間だった。空はどこまでも広く、冬はさぞかし寒いことだろう。
 
自然を受け入れて暮らすと、これほど食に恵まれた場所は少ない
 
海に面する那珂湊では、アンコウに加えて、県魚のヒラメ、ホウボウなど、様々な魚種が日々漁獲され、活気よく競り落とされていく。漁港と市場が目と鼻の先にあり、この地で水揚げされたものの鮮度は間違いない。県央地域は、新鮮な魚も野菜も年中揃う確かに豊かな場所だ。取材の一週間前、日本列島を台風19号が直撃した。県央地域にも大きな影響があり、城里町に近接する那珂川が氾濫した。「昔から川の氾濫はよく起きていて、山の養分をたっぷり含んだ川の水が地力ある土壌を育てた」と伺ったが、その事実を目の当たりにした気がした。自然は時に厳しくもあるが、豊かな恵みをもたらしてくれる存在でもある。県央地域は、その中でも、自然の恩恵を存分に受けた、食が豊かな場所だった。

 
▽ 現地取材レポート
茨城県央定食をつくる旅 ⑴ 城里町・笠間市・茨城町編
茨城県央定食をつくる旅 ⑵ ひたちなか市・那珂市編
茨城県央定食をつくる旅 ⑶ ひたちなか市・水戸市・東海村編

“その土地らしさ”の魅力を辿る 茨城県央を味わう食の旅 〈 モニターツアー参加受付 〉

日程
2020/1/25(土)
時間
8:00 集合 ~20:30 解散
場所
渋谷駅周辺 集合 Map 渋谷駅
参加費
モニターツアー特別価格 10,000円(バス代、昼食・夕食代、消費税込)
定員
15名限定 ※応募者多数の場合、抽選となります。

●お申込み方法:【こちら】のフォームよりお申込みください。
●お問い合わせ:03-5752-0097(D&DEPARTMENT 担当:中村)

応募受付期間:11月30日(土)~12月15日(日)
抽選結果発表:12月17日(火)までにメールでお知らせいたします。

〈 ツアー実施までの流れ 〉
事前申込→応募多数の場合抽選→抽選結果のお知らせとお支払い手続きのご案内→旅行代金のお支払い / お申込み確定
※応募者多数の場合、抽選となります。抽選結果はご応募いただいた方全員に12月17日(火)までにメールにてお知らせいたします。
※期日までに旅行代金のお支払いが確認できない場合は、当選が無効となりますのでご注意ください。

〈 事前にご確認ください 〉
参加料金にはツアーコースを巡るバス代、食事代、消費税が含まれます。本ツアーのお支払い方法はカード決済のみです。トラベル行程は企画時の予定です。立ち寄り先や食事場所はやむをえない事情により変更になる場合があります。予めご了承ください。スケジュール、解散時間は交通事情により前後する場合があります。


主催:いばらき県央地域観光協議会
監修・ツアー催行:D&DEPARTMENT

d47食堂の料理人が定食開発で巡った旅を濃縮追体験!
8:00 渋谷駅周辺に集合
海岸沿いの干物屋「大喜や」で海産物の天日干しを見学
那珂湊おさかな市場を散策後「地魚寿し 鮨の浜よし」で昼食
「幸田商店」「芋助」でほしいもを学び「だるま食品」で納豆の“今”を体感
有機野菜生産者の須崎さんの農園で茨城県央の旬に触れる
「木内酒造 額田醸造所」でビール仕込みを見学
「蔵+蕎麦な嘉屋」で地元のお酒と常陸野の食材を堪能!
20:30 渋谷駅周辺で解散
旅の見どころ①|旬の地魚を味わい食文化を学ぶ
海に面する那珂湊では、アンコウ、ヒラメ、ホウボウなど、様々な魚種が日々漁獲され、隣接する魚市場で手頃な価格で手に入れることができます。鮮魚でも美味しい魚を干物に加工する文化は、海産物に恵まれたこの地ならでは。岩礁が続く海岸線と天日干しを見学、魚市場を散策した後は、旬の地魚料理をいただき茨城県央の風土と食文化を学びとともに味わいます。

▷大喜や/那珂湊おさかな市場/地魚寿し 鮨の浜よし
旅の見どころ②|“らしさ”を伝える郷土食を学ぶ
ほしいも生産量日本一を誇る茨城県。その大部分を生産する県央地域は、ちょうど、ほしいもづくりの最盛期。ひたちなか市でサツマイモの栽培から加工、販売まで一貫して行う「幸田商店」と、内陸に位置する那珂市「芋助」を訪ね、品種や土壌、つくり方によって食感や味わいが異なるほしいもの奥深さを体感。百年以上に渡りこの地域で愛されてきた郷土食の魅力を学びます。

▷幸田商店/芋助
旅の見どころ③|風土を活かすつくり手と交流する
茨城県央の特色豊かな食文化を支えるつくり手を訪ねます。茨城県産大豆にこだわり“わらつと納豆”の製法を守り受け継ぐ「だるま食品」、土質に合わせて葉物から根菜類まで少量多品種の有機栽培を行う東海村の「須崎農園」、地元農家と協力して日本古来の原種ビール麦を復活させた「木内酒造」。それぞれの活動から、健やかな循環をつくる食と地域の関わりを学びます。

▷だるま食品/須崎農園/木内酒造 額田醸造所/蔵+蕎麦 な嘉屋
d design travel スペシャルツアーにご参加のみなさんへ

今回のツアーでは、d47食堂の料理人が「茨城県央定食」開発の旅で出会った茨城県央の豊かさを、その土地に暮らす人々を訪ねながら巡ります。私たちD&DEPARTMENTのスタッフもみなさんと一緒に体験しながら学び、味わい、楽しみたいと思います。茨城県央を味わう食の旅を通して、私たち一人一人が「伝える人」となり、日本各地の“その土地らしさ”がこれからも続くきっかけになればと願います。


d design travel スペシャルツアー 同行スタッフ一同


会期 2019年11月13日(水) - 2019年12月10日(火)〈 期間限定提供 〉
場所 d47食堂(渋谷ヒカリエ8F)
料金 1,750円(税込)

◯けんちん汁
 県央地域の農家から届いた根菜と舞茸のけんちん汁。
◯「吉田屋」の梅干し
 県産の梅「石川一号」を塩だけで漬けた無添加梅干し。
◯ほしいも3種食べ比べ
 「紅はるか」の丸干しと平干し、「玉豊」の平干し。
◯カナガシラの丸干し(水揚げ状況に応じた地魚が届きます)
 那珂湊で水揚げされた地魚。丸干しでふっくらと旨味が凝縮。
◯つと豆腐
 豆腐を藁に詰めてから甘辛く煮る茨城町に伝わる郷土食。
◯レッドポアローの甘酢漬
 城里町の伝統野菜、赤ネギを甘酢漬けに。
◯「だるま食品」のわら納豆
 県産大豆を藁で包んで発酵させた濃厚な味わいの納豆。