わかりやすい民藝 -安川慶一の仕事-

D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERYでは、2019年に引き続き今年も「民藝」をテーマにした展覧会を開催しています。今年の展覧会「安川慶一の仕事展」では、富山県出身の木工家であり建築家でもあった安川慶一氏にスポットをあて、氏の携わってきた仕事から、民藝運動と富山のつながりご紹介しています。

 

展覧会に合わせて、民藝を学ぶ勉強会を今年も開催します。今年は会期中に3回の勉強会を開催。第一弾の今回は、展覧会でご紹介している安川慶一氏の仕事をより深く知る勉強会です。

 

安川慶一氏は、立山町に生まれ、戦後すぐに「富山民藝協会」を組織し、松本民芸家具の製作指導も担うなど、県内のみならず全国の民藝運動の興隆に大きな役割を果たしました。木工家・建築家として自らものづくりに携わるだけでなく、優れた審美眼の持ち主として国内外の民藝品の蒐集し、さらに「頒布会」を通じて人々の暮らしに「民藝美」を届ける活動も精力的に行いました。

 

今回の勉強会では、本展覧会を共同で主催している「富山県西部観光社 水と匠」の林口砂里さんをゲストに迎え、本展覧会のリサーチの中で知ることができた安川氏の仕事や功績、魅力をお伺いしたいと思います。

 

また、後半には、昨年の「d SCHOOL わかりやすい民藝」にもお越しいただいたとなみ民藝協会会長・太田浩史さんをお招きし、安川氏が行った「つくる」「みる」「つなぐ」といった多様な活動から知ることができる「民藝運動」の本質を伺いたいと思います。

わかりやすい民藝 -安川慶一の仕事-

日程
2020/8/21(金)
時間
19:00~20:30
場所
D&DEPARTMENT TOYAMA Map D&DEPARTMENT TOYAMA
参加費
現地参加 ¥2,000(税込・1drink付)/オンライン参加 ¥1,500(税込)
定員
現地参加のみ定員20名(オンライン参加枠は定員はございません)

●お申込み方法:店頭/電話/Web
●お問い合わせ:076-471-7791(富山店)

オンライン参加ご希望の方には、視聴用URLをお申し込み後、ご連絡いたします。

協力:富山大学芸術文化学部有田研究室

d SCHOOL
わかりやすい民藝 -安川慶一の仕事-【現地参加】
2020/8/21 19:00~20:30
076-471-7791(電話受付)
申し込みはこちらから
d SCHOOL
わかりやすい民藝 -安川慶一の仕事-【オンライン参加】
2020/8/21 19:00~20:30
076-471-7791(電話受付)
申し込みはこちらから
わかりやすい民藝 -安川慶一の仕事-

太田浩史

1955年富山県生まれ。真宗大谷派大福寺住職・日本民藝協会常任理事・となみ民藝協会会長。大谷大学文学部卒。2007年から日本民藝協会常任理事を務める。「土徳」をモットーに、地域の風土やお講を大切にした教化の必要性をうったえる。

わかりやすい民藝 -安川慶一の仕事-

林口砂里

(有)エピファニーワークス代表取締役/(一社)富山県西部観光社 水と匠 プロデューサー

富山県高岡市出身。東京外国語大学中国語学科卒業。東京デザインセンター、P3 art and environment等での勤務を経て、2005年に(有)エピファニーワークスを立ち上げる。国立天文台とクリエイターのコラボレーション・プロジェクト『ALMA MUSIC BOX』や、僧侶、芸術家、科学者など多様な分野の講師を招く現代版寺子屋『スクール・ナーランダ』など、現代美術、音楽、デザイン、仏教、科学と幅広い分野をつなげるプロジェクトの企画/プロデュースを手掛けている。2012年より拠点を富山県高岡市に移し、伝統工芸と先端技術が出合う『工芸ハッカソン』のプロデュースなど、地域のものづくり・まちづくり振興プロジェクトにも取り組んでいる。2019年には、富山県西部地区の地域資源を活かして活性化を図る観光地域づくり法人「富山県西部観光社 水と匠」のプロデューサーに就任。