京都 京扇堂の扇子

夏の風物詩である「うちわ」は、紀元前の中国が発祥で、もともとは大きな植物の葉や動物の羽根が起源とされています。対して、折り畳みのできる「扇」は、平安時代の京都で生まれた日本発祥のものです。

当時は貴重品だった紙の代用品として、木の札を扇状に綴じ合せたものを使用しており、これが扇子の起源とされています。次第に扇や骨部分に装飾が施され、貴族や僧侶の服飾品として広まり、室町時代に庶民の間でも普及しました。一般的には風を扇ぐ道具として使用される扇子ですが、能楽や狂言、茶道や落語、結婚式用など、いくつか種類があり、用途も異なります。

 

3回目の開催となる今年は、各文化で使用される扇子の種類のご紹介と、普段使いしやすい扇子を約30本販売します。1832年創業の扇子専門店「京扇堂」は、京都の古い扇屋につく「阿弥」の称号を持ち、製造から販売を昔ながらの分業制で行なっています。今回は、京都店で定番で取り扱いがあるラインナップに加え、流行が過ぎてしまったり、廃業して同じ技法で製造できずに倉庫に眠っていた扇子を特別に御用意していただきました。
ぜひ実際にご覧いただき、お気に入りの一本を見つけてください。

京都 京扇堂の扇子

日程
2020/7/31(金)~8/30(日)
時間
10:00~17:00(火・水曜休)
場所
D&DEPARTMENT KYOTO

●お問い合わせ:075-343-3217(京都店)

※最終日は16時までとなります。
※状況により、定休日や営業時間が変更する場合がございます。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、入店を制限させて頂く場合があります。確実に来店を希望される場合は事前にご予約をお願い致します。

■ご予約方法
ご来店希望日の【前日17時まで※】に京都店(075-343-3217)までお名前・電話番号・人数・来店希望日・時間をお知らせください。
1組30分からご予約可能です。
※定休日の電話対応は行なっておりません。

京都 京扇堂の扇子

京扇堂

1832年創業の扇子専門店。約160の工程がある扇子作りを、一本ずつ丁寧に仕上げている。お店では扇子の絵付け体験も実施している。