もう一つのナチュラルフレーム

2011年8月 2日 22:07更新

マルニ60 オークフレームチェアにもう一つのナチュラルフレームが加わりました。
RIMG0036.JPG
1ヶ月限定販売ですが、ナラ材の個性をいかした新しいナチュラルフレームです。
通常のナチュラルフレームと製造工程、使用する材料は一緒ですが、違う点がございます。

RIMG0034.JPG
アーム部分の写真ですが、違いが分かりますよね。

本来、左のような材料は、ナチュラルフレームとしては使っていませんでした。
今回なぜ、このフレームのチェアを販売することになったのかを説明致します。

樹齢150年のナラの木から、このチェア(写真右)をつくる為に使える部分は
わずか10%しかありません。

1本の成木を伐採し丸太にするとき、枝葉等は家具用材として使えない為
丸太に出来る部分は40%程です。
それを製材して部品に加工していくと使用できる部分は全体の10%になってしまいます。

オークフレームチェアの場合、その10%の中から更に木目の揃ったものだけを
ナチュラル色として選別していました。
RIMG0032.JPG
上記のように、木目が揃っているものがナチュラルフレームに使用されます。

では、木目が揃わず、節があるものはどうなるのか?

答えは、出来る限り他の家具用材として活用しますが、どうしても余ってしまい
最終的に燃やして工場稼働用の燃料になります。

私自身それは勿体ないと思います。
もちろんマルニ木工さんも同じ、いやそれ以上の気持ちのはずです。

長年の成長過程で、枝の付け根に節が出来、表皮が傷付き茶色い筋が入ります。
そういった一つ一つの表情こそ、その木に歴史が刻まれている証拠だと知っているからです。

どうにかそんな木材を有効活用したい、そんな想いから今回のフレームチェアは生まれました。

ナラ材の一番の特徴は虎班(とらふ)と呼ばれる点線のような模様です。
材質は非常に硬く、色は黄土色を基本として、白味、赤味がかったものもあります。
RIMG0035.JPG

確かに見た目の美しさも大事かもしれません。
しかしそこにこだわり過ぎたばかりに無駄にしてしまったものは多いと思います。

節はもちろん、木目、色味もそれぞれ違いますが、
それが本当の意味でのナチュラルなのではないでしょうか。


店頭で展示を行っております。
興味を持たれた方は、是非当店にお越し下さい。


D&DEPARTMENT PROJECT TOKYO 山中 考

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