10周年 トークイベントレポート 第3夜

2010年11月19日 10:06更新

10周年記念企画 ナガオカケンメイ4夜連続トークイベント 第3夜



11/1(月) ゲスト:中原慎一郎さん(ランドスケーププロダクツ代表)



土曜日の台風から始まった周年イベントも怒濤の週末をなんとか乗り切り、

天気も回復し気持ちの良い秋晴れに恵まれた11月1日。

平日の夜におこなうトークイベントでしたが、たくさんの方にご来場いただき、

初日はガチガチに緊張していた司会の私も少し慣れ、心地よいテンションでのスタートとなりました。



鹿児島と東京を拠点として活動している中原さんと初めての出会いは

カーサブルータスの「天童木工特集」の取材。その当時ナガオカは勝手に、

「あの人には嫌われているのではなかろうか?」と思っていたそう。

現地集合、現地解散のこの取材で「やはりそうなのだ」と妄想は加速したと言っておりました(笑)


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月日は流れ、2009年にある出会いから、鹿児島の天文館という場所にある商業施設の仕事をする

機会があり、全館のプロデュースをすることになったのです。

4階に鹿児島のパートナーとD&DEPARTMENTを出店し、他フロアのテナント誘致で奮闘してい

たときに、ご協力いただいたのがローカルでのものづくりの大先輩、中原さんでした。

オープンまで3ヶ月という時間のない中、地元鹿児島のためならということで、快く引き受けてく

ださった中原さんの大きな器に、お願いした本人であるナガオカがびっくりしていたぐらい。

そして4月の末にマルヤガーデンズという商業施設は、中原さんをはじめ、多くの鹿児島人の愛で、

しかも、ものすごいスピード感でオープンしたのでした。


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そのマルヤガーデンズ内4階のD&DEPARTMENTでも取り扱いのある「さつまもの」コーナーは、

中原さんが運営するランドスケーププロダクツがプロデュースしており、鹿児島のつくり手さんを

広く紹介するコーナーとなっています。面白いのは、地元鹿児島の人がさつまものをよく買ってい

かれること。贈り物の需要もとても多いそう。そこにも地元を愛する鹿児島スタイルを感じます。


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中原さんのものづくりの進め方は、売る場所を紹介したり、自分の店で取り扱いたいと口説いたり、

例えばこんな物作れない?とお願いしたり。その切り出し方は様々で、常にその「人」や、その

「もの」に適した最善のソースを提案できるように心がけているというスタンス。

最近はそういう事柄を「集合体で見せることの面白さ」を実感しているそうです。


「売り場は面白い」と、今でも時間があれば店頭に立ち、自ら接客もする中原さん。

面白い理由は?という質問に、「鹿児島のデュエルは元々蔵だった建物で、それまで誰も入れなかっ

た場所だったけど『お店』と言い、看板をつけた瞬間に人が入って来れる自由さがあるから。」との

こと。

また「場を作っていく感性」について、若い頃に手伝っていた家業の仕出し屋の仕事を通して、たく

さんの仲間と一緒に働いたり、おもてなしの姿勢をいつも見ていたことなどが影響していると当時を

振り返られていました。


「デザインだけでは解決できない「こと」や「環境」は、自分が納得できる「場」を持ち、伝えてい

くことが大切。それを楽しみながら解決していきたい。」


今は、そんな場を任せる事の楽しみを見つけているという中原さんは、

お店から少し離れて、次の10年を考えているようです。

そのひとつの実験として、宿泊できるゲストルームを作り、知人で来鹿情報があればアテンドをして

いるそう。

この10年間で育ててきたモノ作りの人々との関係性や、実家で経験したおもてなしの姿勢などが

中原流にブレンドされた「新たな場」が、そう遠くない未来にうまれるかもしれませんね。



D&DEPARTMENT PROJECT TOKYO  斉藤善与


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