2010年11月 9日 17:10更新
10周年記念企画 ナガオカケンメイ4夜連続トークイベント 第2夜
10/31(日) ゲスト:寄藤文平さん(イラストレーター)
第2夜は、狙っているのかいないのか、会場入りからとにかく笑いを提供してくれる寄藤さん。
打ち合わせの際に「最近 yPadというのを作ったんですよ。持ってこなかったけど。。」とい
う会話から始まり、「ずるいなぁ」「悪いなぁ」と批判しつつ、どこか同じ空気を感じている
ナガオカ。ナガオカ曰く、ゲストにお招きした4人のうち、もっとも進行内容がよめない(笑)
そんな「実は戦略的な」寄藤文平さんとのトークイベントでした。
yPadの「y」は「ヨリフジ」の「y」。書籍発売されているそのスケジュール帳は、ご自身の
スケジュールをうまく管理できなくなった事からつくられました。なにせ yPad なので、なん
と「書体見分け表」なるページがあるそうです。
本人は「いつもひらがなの「た」で書体を見分けるので,,,。」ということですが、参加者の
誰しも「見分けませんけど!」と、心の中で突っ込みを入れていたと思われます。
そんな yPad はなんと青山ブックセンターでビジネス書で第1位に輝いているらしいです。
話を戻して、寄藤さんにブックデザインしていただいた、ナガオカ著書の、
「ナガオカケンメイの考え」「ナガオカケンメイのやり方」「ナガオカケンメイとニッポン」
という本のデザインのお話。著者本人も初めて聞く、表紙の書体はなんと、オリジナル。
寄藤さん曰く、「ン」の形が気に入らなないという事で、夜中に何度もデザインをし、今の
書体になったそうです。「見比べればわかりますよ」という一言にデザイナーのこだわりを
感じました。
表紙の色の話では、1作目の白は「今のD&Dのイメージ」、2作目の赤は「昔のD&DのHP
のカラー」(スタッフですら知っている者は少ないです)、そして、3作目の黄色は「ナガオカ
ケンメイ」のイメージ。ちなみに黄色は「気違いじみたイメージ」とも説明されてました(笑)
その他にも、会社(BUNPEI GINZA)の方針については、「会社は船」「自分が船長」「ス
タッフはコマンド(船員)」と例え、「僕の役割は、あそこの島を目指すぞ!!」ということ
と、「減速」「到着、荷物をおろすぞ!!」とナビゲートするのが基本姿勢であると説明され
ていました。スタッフの中にはたまに、自分が思ってもいない違う航路をたどって、到着する
方もいるそうで、「はじめは気になって修正をしていたのですが、結局なんだかんだで辿り着
く先が一緒なので、最近はそれを見守るようにしています」という寄藤さんの話を聞いて、ス
タッフとのよい距離感を感じました。
均一化されたデザインである北欧のライフスタイルに抵抗感を感じつつも、ファッションは人
民服でもいいぐらい気にならない。と、矛盾を抱えたまま飾る事なく、ありのままの寄藤さん
のお話に会場からも突っ込みが出るほど。あんなに笑い疲れたトークイベントは初めてでした。
とにかく自分のアンテナで気になる事があると、まず「調べる」という寄藤さん。独特の
「調べ方」がおそらく寄藤ワールドの軸になっているのだなと、このレポートを書きながら改
めて気がつきました。調べ方のセンス、もっと深く探ってみたいですね。
「似てますね」と共感する事の多かった二人。ナガオカとの付き合いが10年になる私も「確かに」
と思いました。
話の最後で、書籍次回作のデザインもタイトルも内容も決まった事ですし、ひとりのユーザー
として楽しみに待ちたいと思います。
D&DEPARTMENT PROJECT TOKYO 斉藤善与