東京のスペースの問題点は「壁」が少ないこと。
その中で、まずはシステムの大枠を紹介しようと、コンポーネントと設置タイプのバリエーションを見せることを優先していました。そのため、原点であり全体の80%以上の方が選ばれるという[Wall mounted(壁直付け)式]のシェルフがローボードタイプ一つしかなかったり、全てが思慮深くデザインされているポイントの紹介が不足していたり、という課題がありました。
そこで、思い切って[Semi-wall mounted(半壁付け)式]を外し、ヴィツゥの機能を兼ね備えたデザイン素晴らしさが一目で分かるメインシェルフを設置しました。
では、メインシェルフの細部の紹介とともに、深く考えられた「数字のなぜ?」を探ってみましょう。
メタルシェルフの奥行きのバリエーションは「16/22/30/36cm」、エッジの高さは「11cm」。
Eトラックは最上段のピンホールの上は「4cm」突き出て、ピンホールの間隔は「7cm」。
なぜ、この数字なのでしょうか?
ー各シェルフの奥行きと間隔の表示。そして、置かれるもの。16cmのメタルシェルフで12cmの間隔ではCD、19cmの間隔では文庫本。22cmで26cmの間隔では単行本や雑誌。30cmで33cmの間隔ではファイルボックスやレバーアーチファイル。36cmで40cmの間隔では大判画集。
4サイズの奥行きと7cmという単一の可動間隔だけでほとんど全てのものが無駄なくぴったりと収納できるのが分かります。
もうひとつ。
ーEトラックの立ち上がりの位置の表示。
ヴィツゥが推奨するEトラックの立ち上がり位置は「34.5cm」。
この位置で下から5番目のピンホールにキャビネットを引っ掛けると、Eトラックの下部を無駄にすることなくキャビネットが収まり、天面の高さが「74cm」。キャビネットの隣にデスクシェルフやテーブルを設置すれば、ワーキングデスクになる高さです。
606ユニバーサルシェルビングシステムをデザインしたのは、20世紀デザイン界の巨匠ディーター・ラムスです。
"Less, but more"
この言葉通り、最小限のバリエーションで、最大限の収納力(効率)を生み出しています。
606ユニバーサルシェルビングシステムは、お客様に最低限必要なもので豊かな暮らしを送っていただくことだけでなく、ヴィツゥにとっても負荷なく50年も100年も作り続けられる、考え抜かれた製品だと改めて気づきます。
商談スペースは新設したシェルフに移し、商談中でも他のお客様が気兼ねなく入ってきてシステムやコンポーネントをじっくり見ていただけるようなレイアウトにもなっています。さらに2月中旬には、店内の複数の箇所に2段や3段のシェルフもご覧いただけます。正しく"Start small!"というヴィツゥの合い言葉を表現します。
春も近づき、それぞれ新しい生活が始まろうとしています。
ヴィツゥの新しくなったショールームに是非いらして下さい。
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D&DEPARTMENT PROJECT ヴィツゥ担当 長谷川宏一