ゲストに
那須高原ビールの社長、小山田孝司さんをお招きしての
NIPPON VISION TOCHIGIのトークイベント第2弾。

実は家具販売店も営み、三代目になるという小山田社長。
おじいさんの代には家具もつくっていて、そのせいか昔から
自分で考えてものをつくることが好きだったそう。
ヨーロッパの紋章を思わせるラベルも自分で手がけているようです。
話はなかなかビールの話に進まずに(笑)
好奇心旺盛な小山田社長からは、ラーメンづくり?落語?
いろんな話が飛びだしました。
とにかく「できそうと思ったらまずやってみる」だそうです。
また、HPに「おいしさに愛と幸せをのせて」とあるのですが
小山田社長の考えの真ん中には必ず「愛」が据えられています。
想いを込めてつくったビールをつくり、それが飲んだ人に伝わると
信念を持ってビールづくりを続けているのを強く感じました。

一時間半ほどお話を伺い、お待ちかねのビールが登場!

フルーティな「ヴァイツェン」(右)
スコットランド伝統の「スコティッシュエール」(左)
宮内庁御用達にもなっている「愛」(中)
の順番で3種類のビールを味わいました。

外は明るく時間は4時、試飲とはいえみんなほろ酔い気分です。

直接質問をしながら試飲は続き、最後に一本だけ、これまでの
ラインナップとは明らかに顔つきの違うビールが出てきました。
木箱入りの「ナインテイルドフォックス」という熟成させて楽しむビール。
深い香りと甘み、コクがしっかりあり、ビールの概念を越えた
初めての体験に参加者も一堂大感激でした。
ビールの説明でとてもわかりやすかったことを少し。
ビールという言い方はジュースと同じでグループを表すもの。
ジュースにもオレンジ、グレープ、アップルなどがあるように
ビールにもヴァイツェン、ペールエール、スタウトなどの種類があります。
また、ビール酵母を濾過して除去することで、常温で保存が可能になる
そうですが、取り除かれるビール酵母の中には、健康に良いビタミンB、
ポリフェノールなどが含まれています。
たとえば、ビール酵母を濾過したビールを果汁○○%のジュースと表現すると
那須高原ビールは果汁100%のフレッシュジュース的なビールと言えます。
もちろんフレッシュさを保つためには冷蔵での保管が必要ですよ。
「とりあえず生」ではないビールの楽しみ方を一つ学びました。

トークイベントは終止和やかに進んでいきました。
ユーモアにあふれ、好奇心旺盛な小山田社長の人柄が徐々に発揮され、
会場は常に笑いであふれていました。ナガオカとの掛け合いも漫才を見ているように
小気味良く、いつ裏拳でツッコミがはいってもおかしくない感じでした(笑)

那須塩原駅から車で約15分ほどに那須高原ビールはあります。
建築家と対話を重ねてつくられた、まるで美術館のような建物が森の中にひっそりとたたずみ、
建物の中にはレストランと醸造所があります。もちろんお土産に買うこともできます。
愛のこもったビールをぜひ。
D&DEPARTMENT PROJECT NIPPON VISION担当 野口忠典