2011年4月 9日 22:49更新

レポート1から2か月も遅れて、編集後記その2です。

静岡号からは「d マーク」という基準を設けました。

dマークとは、
ロングライフデザインの視点と地元らしさがあるトラベルポイントを、
d design travel編集部が選びました、という印のようなものです。

観光・レストラン・カフェ・ショップ・宿泊施設・人の
6カテゴリーにわけて、1号につき、それぞれ最大4件ずつを選び、
ご紹介しています。

110410_1.png

そして、このdマークのトップを飾ったのは、
現代美術家の杉本博司さんが設計した<IZU PHOTO MUSEUM>です。

とてもコンパクトな美術館ですが、
窓に切り取られた庭景、差し込む光がガラスに屈折する角度、
石畳のようなタイルの一枚一枚のふくらみ、周囲に植えられた木々や花々、
すべてに細かく気を配られた、とても美しいデザインにあふれています。

現在、このIZU PHOTO MUSEUMで開催中の展覧会、

母たちの神--比嘉康雄展
2011年1月23日(日)--5月31日(火)

(詳しい展示内容やアーティストの経歴は上記リンクの公式サイトをご覧ください。)
これがとっても素晴らしいんです!

110409_2.jpg
写真上 IZU PHOTO MUSEUMの案内パンフレット
写真中 展覧会によって無料配布されるリーフレット。
写真下 今展覧会のカタログ ¥3,680
無料配布のものまでデザインが行き届いています。


舞台は沖縄。
宗教性やストーリー性がとっても強いのに、
写真1点1点の圧倒的なかっこよさ
(まるでコムデギャルソンのポスターのよう!)に強く引き込まれました。
写真が白と黒のコントラストで描かれた光の絵画であることを改めて実感。

女性たちが祈祷のために身につける
草や木々、花々でつくる本気のアクセサリーが、
実に美しく、コンセプチュアルで、
コンテンポラリージュエリーや現代アートに通じる
「気づき」のようなものがあります。

NIPPON VISION 4 accessoriesをご覧になった方にもぜひ。
本当におすすめです。

展覧会カタログは会場でのみ販売。
この値段が信じられないほどのハイクオリティで、
多くの作品が掲載されています。

* * *

d design travelは「ロングライフ」が信条。
10 年後も楽しんでいただけるように編集・制作していますから、
展覧会ガイドなどの時事情報は掲載していません。

・・・・・・ですが、こんな素晴らしい展示はなかなか出会えません。
個人的には昨年度のベスト展覧会の1つでした!

IZU PHOTO MUSEUMがあるクレマチスの丘は桜の名所でもあるようです。
すでに桜が満開の中部・関東では、今週末がまさに見頃。
静岡店のブログで紹介された沼津からも遠くありません。

この春一押しのデザイントラベルです。


d design travel 空閑理

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