日本をデザインの視点で旅するトラベルガイドブック
デザイン的観点で47都道府県のトラベル情報をセレクトした新しいスタイルのガイドブック。読んだ人が旅に出たくなる「日本の旅のきっかけ」を提案します。
交通、宿泊のスタイルも大きく変わり、400キロ程度の小旅行はめざましく変化しています。まさに「日本人は、日本を知るために、確かめるために小旅行をし始めた」のです。d design travelは、包括的に日本の感性を「デザイン」の視点で拾い上げ、そうした小旅行の動機をハイセンスにしていくものです。毎号、旅行の動機を"デザイン"という若いめがねで眺め、行動させる。デザイン、旅行、地域を眺める、新しいガイドブックです。

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dデザイントラベル編集部では、以下の5つを基準に、掲載スポットを決定しています。
1. その土地らしいこと
2. その土地の人がやっていること
3. その土地が持っているメッセージがあること
4. 利用価値が手頃であること
5. デザインの工夫が感じられること
これらの条件を満たす場所や人こそが、感性の高い読者の方々の目を地方へ向けさせ、観光を活性化していくと考えているからです。リサーチを重ね、毎号、スポット・レストラン・カフェ・ショップ・宿泊施設・人の6ジャンルで各最大4件を「dマーク」に認定していきます。
これをdesign travelの定義とし、次の分類にて取材を行います。
SIGHTS
その土地を知る。
公園・美術館・博物館・記念館・ギャラリーなど
RESTAURANTS
食事をする・お酒を飲む。
土地の食材を出す料理店・バー、地元で名物の食べ物屋など
CAFES
お茶をする。
休憩としてお茶をする場所など
SHOPS
買い物をする。
土地の伝統工芸品、地元で活躍するアーティストのものなど
HOTELS
泊まる。
その土地らしさのある宿泊施設
PEOPLE
人。
その土地の伝えたい、メッセージを持つキーマン
読んだら日本をもっと知りたくなる!
読んだ人が旅に出たくなる「日本の旅のきっかけ」を提案します。

観光に、正直さと、デザインを。
今や、デザインを意識させないものはありません。車や家電はもちろんのこと、駅や街、海辺や公園まで、なんらかの形でデザインされています。「デザイン」によって場所や土地に導かれたり、こざっぱりデザインされたパンフレットのセンスで、ホテルや旅先を決めたりしています。
この本は、私たち、ロングライフデザイン(息の永く続いている、いいデザイン)をテーマに活動するD&DEPARTMENT PROJECTの新しいプロジェクトです。2000年にロングライフな生活用品を取り扱う雑貨店として東京に立ち上がり、2002年には大阪に展開。ここで、「デザインが都市に集中するから、若い世代がふるさとを離れてしまう」と強く感じ、この思いに対する答えとして、NIPPON PROJECT:活動の場を47都道府県に1カ所ずつ作る計画を始め、 2006年に札幌、2008年に静岡、2009年に長野、2010年には鹿児島に拠点ができました。そして、その土地の仲間とその土地の「デザイン」を考えていくとき、観光がデザインされていないことに気がつきました。つまり、デザインに関心の高い人が増えていく中で、誰もデザインからの観点、 特にロングライフデザインからの観点で、「他県から人を呼ぶこと」をデザインしていませんでした。
JAPAN BRANDと呼ばれる、地域の価値を見直しながら新しい伝統を育成していく動きや、次世代の温泉旅館が建築家にデザインを依頼するケースなどが増えています。しかし、そうしたすばらしい日本の隅々にでき始めた「デザイン」を取り入れて生まれ変わり始めている日本を「見に行く」ためのデザインがありませんでした。せいぜい、昔から書店に並ぶトラベルガイドの表紙が洗練されたぐらいです。
私たちは母体であるデザイン事務所を基軸に、その土地の個性を生かしたデザインを巡る旅を「デザイン観光」と名づけ、その土地をうまく表現できている、デザインのある伝統工芸からカフェ、ホテル、旅館、ショッピングの場所までを、実際に一つひとつ確認しながら、その土地を代表するロングライフデザインとして紹介する本を創刊しました。一冊、一冊のために編集部を各地域に移動し、地元のデザイン関係者と組みながら編集、取材をしていく壮大なプロジェクトは、年4冊の発刊で2023年にやっと47冊の都道府県が揃うということになります。
最新のトレンドは取り上げない、というD&DEPARTMENTのスタイルを生かし、永くその日本に残る若き定番のデザイン観光ガイド--d design travelです。
d design travel 編集長 ナガオカケンメイ
