

デザインコラム
「ジャパンブランドはロングライフデザインか?」
ナガオカケンメイ
ロングライフデザインにある四つの鍵。ロングライフデザインになるためには、おそらく次にあげるようなポイントが必要だと思う。一つ目はその時代の最新表現、最新技術などを売りとしないつくりであること。そうしなければ、時間が経って「この色は古い」とか「この機能は古い」ということになってしまう。(本文より)

川上典李子の取材ノートから 17
「アルテック"セカンドサイクル"「本当のサステナビリティ」」
川上典李子
二十世紀を代表する建築家のひとり、アルヴァ・アアルトは、この国に一八九八年に生まれている。彼が一九三三年に発表した三本脚のスツールは、無駄なく美しい姿やスタッキングができるといった機能性もあわせて、時を超えて愛されているプロダクトの好例だ。(本文より)

デザイナーのゆっくりをききたい 20
ふつう「ムジのカトラリーとお皿」
深澤直人
無印良品の製品をデザインする時は、デザインをするという意気込みのようなものを捨てなければならない。肩の力をぬいて、それがいとも自然に成ったかのように、ある意味無責任と思えるくらいまで距離を置きながら客観的にそのもののかたちが出来上がっていく流れを見守らなければならない(本文より)

デザイナーのものづくり 8
デザインの初心「初心」
秋田道夫
プロダクトデザインを仕事にして三十年を越えることになりました。それだけの年月ですが、じゃあ三十年分の仕事として三十個これまでの仕事の成果を挙げてくださいと問われると、いささか困ってしまいます。どう考えてもお見せ出来るような三十という製品を思いつきません。(本文より)
d long life design 20号の執筆陣
秋田道夫 あきた みちお
プロダクトデザイナー。1953年、大阪生まれ。愛知県立芸術大学卒業。ケンウッド、ソニーを経て88年よりフリー。
川上典李子 かわかみ のりこ
ジャーナリスト。1963年生まれ。社会科学、ジャーナリズムを専攻していた大学時代、関心のあったデザインや建築について独自に学ぶ。デザイン誌『AXIS』編集部を経て1994年より現職。国内外の新聞や雑誌にデザインやアートに関して執筆中。著書に『資生堂パーラー』(求龍堂)、『Realising Design』(TOTO出版)他。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/noriko-k/
木村衣有子 きむら ゆうこ
文筆家。1975年生まれ。東京・阿佐ヶ谷在住。著書に『京都カフェ案内』『東京骨董スタイル』(平凡社)『わたしの文房具』(KKベストセラーズ)などがある。最新刊は『もうひとつ別の東京』(祥伝社)。
鯉江一 こいえ はじめ
1966年 常滑市生まれ。名古屋大学経済学部にて社会思想史を専攻。1995年にサイケデリックロック・バンド、Acid Mothers Temple にドラマーとして参加、ネット・マーケティングにも携わる。現在常滑の陶磁器卸、(有)丸よ小泉商店に勤務。
土田真理子 つちだ まりこ
1959年生まれ。OLを経験後、テキスタイルプランナー・新井淳一氏に師事。 1988年日本デザインコミッティーに勤務。現在、同事務局長。
ナガオカケンメイ ながおか けんめい
1965年 北海道生まれ。'90年日本デザインセンター入社。'91年 原デザイン研究室(現 研究所)設立に参加。'97年 モーショングラフィックス展、2000年 D&DEPARTMENT PROJECTを開始。
深澤直人 ふかさわ なおと
1956年山梨県生まれ。1980年多摩美術大学卒。
B&B、Italia、Driade、Magis、Artemide、Danese、Boffi、Vitraなど国内外のプロジェクトを多数。2007年 ロイヤルデザイナー(英国王室芸術協会)の称号を授与される。「NAOTO FUKASAWA」(Phaidon)日本語版'08.1月発売。