デザインコラム 「ロングライフデザインは幻想か?」
藤崎圭一郎
今年、夏の甲子園をよくテレビで観た。大会終盤、NHKのアナウンサーが実況で「デザイン」という言葉を使った。うろ覚えで記憶だが、たしかこんな感じだった。「ピッチャーの○○君は自分のデザインしたとおりに、スライダーを外角のコースに投げて打者をうちとりましたね」。(本文より)
デザイナーのゆっくりをききたい 17
ふつう「アフォーダンスとふつう」
深澤直人
アフォーダンスという言葉は聞き慣れない。それもそのはずで、これはアメリカの知覚心理学者のジェームズ・ギブソンという人がつくった、Afford(~を与える)の接尾語anceを加えて名詞、形容詞化した造語である。(本文より)
デザイナーのものづくり 5
デザインの初心「自信」
秋田道夫
例えば、クライアント(依頼主)にデザインを説明するとき、自分が「自信作」と思えるものだけ丹念に色をつけて仕上げたり、スケッチ画の一番上に置いたりまたは一番下に重ねたりと工夫をします。なんだか笑えてしまうとても微笑ましくてささやかな「主張」です。(本文より)
捨てずにずっとあるデザインから話をきこう 8
家族なデザイン 「松尾さんちの耳かき」
特に気にして使っていた訳でもないのに、なけりゃないでそりゃぁもう困る。代わりが見つからない、みたいなものが、ある。わたしの場合「耳かき」だった。(本文より)
d long life design 17号の執筆陣
ふじさき けいいちろう
1963年横浜生まれ。『デザインの現場』編集長を経て、フリーランスのデザインジャーナリストに。現在『AXIS』『デザインの現場』で連載を執筆。法政大学デザイン工学部、桑沢デザイン研究所などで非常勤講師を務める。ブログ「ココカラハジマル」も書いてます。
http://cabanon.exblog.jp/
かわかみ のりこ
ジャーナリスト 1963年生まれ。社会科学、ジャーナリズムを専攻していた大学時代にデザインや建築の世界に興味を持つ。デザイン誌『AXIS」編集部を経て1993年よりフリー。国内外の新聞や雑誌にデザインやアートに関して執筆中。著書に「Realising Design」(TOTO出版)他。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/noriko-k/
つちだ まりこ
1959年生まれ。OLを経験後、テキスタイルプランナー・新井淳一氏に師事。 1988年日本デザインコミッティーに勤務。現在、同事務局長。
やまもと まさや
デザインジャーナリスト。1961年生まれ。メーカー宣伝部、デザイン書籍編集部、月刊デザイン誌「FP」副編集長を経て93年よりフリー。日本でのジャーナリズムの立ち位置に悩み、41歳でミズーリ州立大学に留学。帰国後は「デザインジャーナリズム」の確立を目指して活動。著書に『"インハウスデザイナー"は蔑称か』(ラトルズ)
ふかさわ なおと
1956年 山梨県生まれ。米国IDEO、IDEO日本支社代表を経て、2003年Naoto Fukasawa Designを設立。国内大手企業の製品デザインやコンサルティングを手がけるほか、B&B ITALIA、Boffi、Driade、Danese、Magis、Artemide、Swedese、Vitraなどのイタリア、ドイツ、北欧のブランドのデザインも手がけている。著書に「デザインの輪郭」TOTO出版、「Naoto Fukasawa」英国Phaidon社など。
のぐち ただのり
1974年生まれ。東北芸術工科大学卒業後、設計事務所を経て、山形の地場製品とデザイン製品を扱う「山形デザインハウス」の立ち上げに参加、マネージャーとして勤務。現在はフリーとして山形を拠点にデザイン・ものづくりに関わる動きを展開中。
あきた みちお
プロダクトデザイナー。1953年、大阪生まれ。愛知県立芸術大学卒業。ケンウッド、ソニーを経て88年よりフリー。
きむら ゆうこ
文筆家。1975年生まれ。東京・阿佐ヶ谷在住。著書に『京都カフェ案内』『東京骨董スタイル』(平凡社)『わたしの文房具』(KKベストセラーズ)などがある。最新刊は『もうひとつ別の東京』(祥伝社)。
ながおか けんめい
1965年 北海道生まれ。'90年日本デザインセンター入社。'91年 原デザイン研究室(現 研究所)設立に参加。'97年 モーショングラフィックス展、2000年 D&DEPARTMENT PROJECTを開始。