ついに、あの棚が。

2010年4月15日 02:15更新

グラフィックデザインの巨匠、故亀倉雄策さんの本の中にたびたび出てくる本棚がある。あまりにも事務所に本が多く、引越のたびにダンボール箱で移動を繰り返していた亀倉さんは、ついに本が適度に入り、男手でなんとかそのまま運び移動できるよう、小振りで丈夫でそれなりに雰囲気のある本棚、僕らの身近なものでいうと、カラーボックスのようなものを考案し、作ってもらい、事務所に使用したそうです。

機能、価格優先の無印良品のカラーボックスをそんな話しを聞いてからそう使っていたのですが、残念なことに、本をいっぱいにするとかなり簡単に木ねじ部分から絶えられなくなって壊れてしまう。そのたびに、その本の中に出てくるスケッチをもとに、自分で作ってしまおうかと思う。と、そんな時に目が覚めるような出会いをしました。それが「ルフト」でした。

デザイナー、マキシさんはコンセプトとして数年前に発表し、商品化としてなかなか展開できず、なかばあきらめていたそうで、僕はこの本棚を見て、材質はありきたりの合板なのに、木工職人の仕上げと、繊細なこだわり(面の取り方やメラミンの採用の仕方)のセンスに、これだ!!と思ったわけです。そして、D&Dの商品として交渉、ついに商品として展開が始まりました。

なにしろ価格を押さえたいというマキシさんの要望をかなえようとすると、あるロットで量産しなくてはなりませんでした。その数40個以上・・・・・・。僕らも多くの商品を扱う身として、在庫を抱えるのが大変。そのあたりを抱えてくれる人が現れないと、こうして商品化までにはたどり着けない。そこで考えたのが、生産日を発表して、欲しい人の注文を募り、受注してから生産、納品する。在庫も抱えず、価格も抑えられ、欲しいひとに確実に手に入れて頂ける。

で、初回ロットは僕らD&DEPARTMENTとマキシさんたちとで、発表会を兼ねた展示即売会。アッと言う間に売れてしまう盛況におわり、第二回分の納品日が近づいてきました。今度は、ある程度のリスクは僕らで見ます。僕の部屋の無印は、着々とルフトに交代。やはり、仕上げのよさと丈夫さと、センスあるデザインのバランスで、部屋と自分の気持ちがキュッと、緊張していい感じになってきました。

R0011095.JPG

基本は縦1枚、もしくは2枚のもので構成し、場所によって引き出しや横板ものを組み合わせる。組み合わせによって食器棚にも本棚にも、なんにでもなる建築家が考えた家具。 ぜひ、もうすぐ納品のルフトを楽しみにしてください。

定期的に生産はしていきますが、とてもアッと言う間に売れてしまいます。売り場に並ぶ日時の発表をできたら、お見逃し無く。

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