と、言うことで、D&DEPARTMENTオリジナルボ…

2010年4月 7日 22:56更新

昔の人と、最近の人の違いのひとつに、「尊敬する人」に対することがある。昔の人は尊敬する人がいたらその人を崇拝し、その人のことを応援したり、その人の教えを伝える手伝いをしたりした。弟子になることもあれば、なにかその周辺でそれを盛り上げた。

学校の生徒に「尊敬する人は?」と聞いたことが何度かある。答えはおもしろいくらいに一緒。「いません」と平気で言う。あたかも「いない」ということがかっこいいことのように言う。そして、「おっ」と思う人が現れると、その人を応援するのではなく、なんとなく「その人がやっていること」を真似する。本人は真似している意識はないかもしれないけれど、その人に着いて行くのではなく、「自分でもあれくらいならできる」と思い、さっさとやってしまう。
何か新しいことを開発するのもいいけれど、すでに出来上がっているいいものに便乗して、それをよりよく伸ばして行く。そういう昔の人の生き方が好きだ。
まったく新しい新雪を自分の足でかき分けて新しい道をつくるのもいいけれど、すでに誰かが開発した道を、もっと広く通りやすくして、もっとたくさんの人の通行を作り出し、より遠くにたくさんの人が行き来できるようにする昔のスタイルが好きだ。
自分の手柄にはならないけれど、次につなげられる。最初の開拓者の気持ちをもらいながら、次につなげる。
今の人は、高速で移動し、高速処理する小型コンピュータを脇に抱えて、昔の成功を横目にみながら、それに加わらず、似たようなことをする。一見、新しい可能性を開拓しているようで、実はか細い自己満足としてしぼんでしまう。
補助金がジャパンブランドとして降りたとき、みんなが昔のよいことを補強することに使わず、今の目立ちたい欲求とともに、箸にも棒にもつかえないものが日本じゅうから生まれた。その生命力のなさは、よく目をこらして地方を眺めたら誰の目にも明らかだ。
自分の手柄を立てるより、正しいものの流れを強固にして新しくしていく。日本人が得意としていたことのひとつだ。

と、言うことで、 D&DEPARTMENTオリジナルボックスの話。(笑)
収納の箱が欲しいと思い、オリジナルで作ろうとしたけれど、すでにいい箱があったのでその工場、そこにある機械、職人をそのままにD&DEPARTMENTの箱は誕生。そのサイズは4サイズ。「子供」「婦人」「紳士」「ブーツ」。もう勘のいい人はお分かりですね。靴箱をつくる行程と技をそのまま使っています。何個も買って、こまごまとしたものを入れて、靴箱のように積み上げて下さい。とても絵になります。

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