タバコを吸うことが悪い事だなんて、僕は微塵も思わない…

2010年2月20日 20:28更新

シガーフライという商品がある。昔からある。もしかしたら誰でも「あぁ、あれね。おいしいね」と思い出す。
その名前を変えないといけなくなるかもしれません。とあるお菓子会社の担当者から言われた。

ムーミンに出て来るキャラクターは子供心にドキドキしながらその個性豊かにひとりとして同じではない性格に、自分を好きな登場キャラクターに重ねたりした。ニョロニョロは気持ち悪いけど、どうしてムーミン谷にあんな動物がいるのかとさえ、思ったりもした。
かっこいいのはスナフキンだ。ノンノンにもみんなにも優しく、アドバイスをくれたりする。旅にでそうな雰囲気になると、キュッと胸が苦しくさえなる。大きな声で泣いたこともある。大人も、子供も、言葉は違うかもしれないけれど、「なんとも言えないむなしさ」は、人生経験に関係なく、あるのか、今、思い起こすムーミンと、子供のころにテレビで見ていたムーミンは、不思議と一緒だ。
スナフキンにタバコをやめさせようとする人がいるという。子供の教育によくないそうだ。「パッケージのスナフキンのパイプを取って欲しい」ということを真剣にいってくる教育団体がいるらしい。

ふざけるな。

タバコを吸っている人は、こんな時代だから大変だ。タバコを吸うことが悪い事だなんて、僕は微塵も思わない。
吸わない人にとって煙や匂いが気になるのはわかるし、街の道路は灰皿じゃない。自分のもっていたゴミを平然と捨てるように、タバコだからといって捨ててはいけない。そんなこともわかっている。
どんなに体に悪いとされても、タバコを吸って何が悪い。僕は吸わないけれど、そして、上に書いたモラルは誰がどう考えても守らないといけない。タバコを吸うことで、飲食店のスタッフルームにあるユニフォームに匂いがついてお客様に不快な想いをさせそうなら、それは即刻、やめなくてはいけない。そんなこともわかっている。

どうかしてはいないだろうか。ずっと昔からタバコは吸われてきた。かっこいいとまで言われたこともあったし、どんなに肺が真っ黒になった写真をみせられても、誰よりも長生きしている喫煙者はたくさんいる。
いつから、そんなに細かい文句をいう人種になってしまったのだろうか。水道水を飲まなくなってからだろうか。男性化粧品がコンビニに並び始めたころからだろうか、人はいつからこんなにも人のすることが許せなくなってしまったのだろうか。

トヨタを追いかけて個性がなくなったホンダのように、僕ら人間はもしかしたらパソコンを相手にし過ぎたのではないか。自分の言葉をキーボードで打ち込む癖がついて、なにかきっちりデジタルにしないとダメにように思うことになったのではないか。
フィルムがなくなり、印画紙で現像するのも虫の息。すべてはゼロかイチか。白か黒。家に戻れば消臭スプレー、必要以上に歯を磨き、トイレの便座に「人が座ったから」という理由で使わない。きっちりしたい。そして、誰が使ったかわからないものは、嫌い。賞味期限はエスカレートして、十分食べられるバンやお弁当は毎日、何万トンと家畜の餌。それを「有効利用」と言う現代。どんどん、胃腸がデリケートになり、食べたらすぐに下痢を起こしてしまう人が増え続けている。そのデリケートの行方を一度、辿ってみたい。

世の中には危ないと思えばそうなってしまうものは、無限にある。
スナフキンに禁煙させるのは、簡単だ。でも、かなしくないだろうか。

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