2009年12月25日 10:45更新
やや焦りながら、年末を迎えています。早いところでは、26日から休みとか・・・・うらやましい限りですね。
今年、この時期を無事、迎えられて自分を振り返ってみると、あんなに「自分たち会社のクルー以外とD&Dをつくるなんて、絶対に無理」と、思っていたのに、今は「どうしたら、知らない土地の人と一緒に"正しいデザイン"を考えられるのかなぁ」と考えるようになった自分に、不思議というか、変わって行くというか、それを成長というのには、まだ恥ずかしいのですが、そんなことの入り交じった気分です。同時に、ひとりでは何も出来ないなということも実感しつつ、一生にできることは少ないなぁとも思い、巡り巡って、自分の一代で発想することの無意味さと、続いていくことを考える楽しさも出会った感じがします。
来年の僕の目標はD&Dをカジュアルにすること。もう少しシャレを効かせて、堅苦しくなりつつあるいろいろを笑わせてみようと思っています。ま、会長になったことですし、その範囲でですが・・・・・笑
最近、複数の本を立て続けにいっきに読むことにはまっています。とにかく本を読むのが遅い僕は、平気で1ヶ月どころか半年、1年かけて、やっと読み切ることが多く、実はその読書の仕方は、僕のような記憶力がない人間にとっては、何も意味がないような気がしてきました。(いまさら・・・笑) で、徹夜覚悟で読むわけです。しかも、同時に2冊から3冊を読む。すると、その組み合わせによっては、まるでミックスジュースのように、独特な味が作り出せるように、見えなかったようなことが見えてくることを発見。ブックディレクターの幅さんのような、選び、特別な場所でそれらを読ませることで、ちょっとかわった気分で読めるように、一冊で読むと見えてこなかったことが、ちょっと楽しく見えて来る。で、これに名前をつけたいくらい、ちょっとはまっていて、今日のところは「ナガオカ式混ぜ読み」とでも、しときましょう(笑) これは、ごはんに意外にもあれを乗せて食べると、・・・・の味になる・・・・。みたいな話しです。笑
どうしてこんなことを熱弁しているかというと、自分がいつも、そういう仕事の仕方をしているのに、本の読み方については、人と一緒の読み方をしていたがために、スッと自分の中に入ってこなかったことの改善が、やはり、「自分らしい方法」の読書版を発見したことで、「なんだ、楽しいじゃん、読書」ということになって、ま、自分の中でこの歳になって、「うわ、スゲ」と思っているわけです(すみません ひとり盛り上がりで)。
ちなみに、今、混ぜ読みしているのは、「民藝とは何か」(柳宗悦 著)と、「偽善エネルギー」(武田邦彦 著)です。やや乱暴に「これらは何味か」と例えると、「デザインの正しさ」×「本当の環境問題」を同時に食べています。胃に届くまでには、様々な気付きがもらえます。簡単に言うと「現代日本人って、デザインも環境問題も、無知すぎてちっともプライドを持って取り組めないよな」と反省しつつ、「生活の中の文化度って、物質的なものと、意識が混ざらないと向上していかないんだ」と言う事に、気づく。
これを、「正しいデザイン」についてだけを読み進んでも、現実問題がついてこなければ、「だから、デザイナーって世間知らずなんだよ」ということになる。ま、かといってデザイナーが世間を知り過ぎたおばちゃんのようになっていくと、新しい発想がなくなっていまう。
どんな仕事でも言えそうなことですが、例えば、お菓子を作っている人だとしたら、独創的なお菓子だけを作って行くと、業界には評価されても、町のおばあちゃんには支持されず、経営がなりたたない。かといって、おばあちゃん相手の菓子ばかりつくっていたら、若い世代や町全体が若返らない。自分も、町も、近所も、業界も、そして、日本も成長させるお菓子づくり。難しいようですが、それをすると、広く支持されて、ロングセラーになるように思います。
つまり、僕が今、はまっている「人と一緒に自分がやりたいことを考えられるか」ということと、「複数の視点で同時に本を読む」こと。
バランスの問題だとは思いますし、いまさら言うなよと、どこからか聞こえてきそうですが、年末の大発見、体験中なのでした。