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参加してきました!博多祇園山笠2016「前編」

2016年7月26日 公開

2016年博多祇園山笠はとにかく感動とカルチャーショックの連続。こんな経験、今までの27年間の人生の中ではありませんでした。。。

博多祇園山笠と言えば7月15日の「追い山」が注目されがちですが、そこに至るまでに様々な行事があります。今回そのすべてには参加することはできませんでしたが、D&DEPARTMENT FUKUOKAのスタッフとして可能な限り参加させていただきました。

その様子を、時系列でレポートにまとめました!

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6月24日(金)「挨拶廻り」

私の山笠は博多駅周辺の企業挨拶廻りからスタート。

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博多の街をすべて巻き込むほどの大規模な祭を開催できるのも、地元企業の強力があってのこと。長法被を着て私も先輩の後ろに付いて歩き、企業に協賛金のお願いに廻りました。

博多は下町といっても、博多駅前は高いビルが建ち並ぶオフィス街。長法被を見慣れない私にとって、この格好でビルの中を歩くのはかなりの抵抗を感じましたが、博多では長法被は正装。企業の人たちも驚いた顔ひとつせず、対応。こんな風景も博多ならではです。

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協賛金を収めると詰所の前に札が飾られます。

こうして、たくさんの博多の街の人達に支えられ、守られながら博多祇園山笠は毎年開催する事ができるのです。だからこそ、自分たちの足で出向き、感謝の気持ちを込めてお願いに廻ります。

 

7月1日(金)「注連縄設置」

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中連縄とは博多祇園山笠では結界を意味します。注連縄が設置されたエリアは清められているということになり、山はこのエリア内を走り抜けます。

勉強会のときに「山笠はフェスティバルではなく、神事である。」と、教えられたことが頭の中をよぎり、これから本番に向けて一層身が引き締まる思いになりました。

 

7月3日(日)「詰所開き」

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これから本格的に始まる山笠の拠点となる「詰所」の準備をしました。看板を設置したりテントを張ったり、みんなで協力して詰所を作っていきます。

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清道(詳しくは後述)の土台になる土嚢もこの日に作りました。これは暑くてなかなかの体力勝負!

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行事の後は、お酒を飲んで食事をする「直会(なおらい)」というものを必ず行います。山笠においては町内の結束を強める意味合いもあります。この日はみんなでその日の労をねぎらいながらBBQをしました。直会では、まず長老やベテランが先に手を付け、若手はビールや日本酒などを注いで回る。これが済んで、初めて若手の順番。危険を伴う祭りだから「秩序」が求められ、山笠の上下の関係は直会の場で教えられていくのです。

締めるとこは締めて、緩めるところは緩めて楽しむ、このメリハリの良さと潔さに「博多の男らしい!」と、山に関わる男たちの行動ひとつひとつに毎回、憧れてしまいます。

そして忘れては行けないのが「ごりょんさん」の存在!山笠の間は男達に変わり、家を守り、店や家事の切り盛りを一手に引き受け、旦那を山笠に気持ちよく送り出す。ごりょんさんなしでは山笠は行えないのです。

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じつはこの直会も、ごりょんさん(山笠の男たちの奥さん達)が事前に相談し、担当の日時や献立を決めて用意してくださいます。男達が安心して山笠に参加できるのは、本当にごりょんさん達がバックアップをしてくださるおかげなのです。

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山笠には出ることは出来ないものの、女性であるごりょんさんも山笠の参加者。もちろんD&DEPARTMENT福岡店の女性陣は、交代でごりょんさんに参加して私をバックアップしてくれました。

 

7月9日(土)「清道立て」

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清道とは山笠が奉納のために廻る円周状の道のこと。櫛田神社境内、東長寺前、承天寺前の3ヶ所のみに設置されます。山笠はそこに立てられる清道旗の周囲をぐるりと旋回します。

承天寺前の清道は私が参加した東流の中でも博多駅前町だけに託された名誉ある大切な仕事。7月3日に作った土嚢を重しにして清道を立て、承天寺の住職にお清めをしていただきました。

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清道を立てた後、この日はそのままお汐井取りにいきました。お汐井取りとは箱崎浜のお汐井(清めの真砂)をすくい取り、安全を祈願する行事です。この日は締め込み姿で「おっしょい、おっしょい」と声を掛けながら、箱崎浜までの約5キロをみんなで走り抜けます。普段、あまり運動をしない私にとっては、かなりきつい行事でした。

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さらにこの日、私は人生で初めての締め込み姿に。

締め込み姿になるのは、かなり抵抗があり恥ずかしかったのですが、始まってしまうとそんなことを考えている余裕はなくなるくらい行事に夢中に。むしろ締め込みを締めると気持ちがとても引き締まります。

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7月10日から15日までは山を舁く行事が毎日ありますが、私は12日の「追い山ならし」と15日の「追い山」に参加させていただきました。(写真は15日の追い山様子)

追い山ならしは15日の追い山とほぼ同じコースを廻り、本番と同じようにタイムを競います。私はここで初めて山が動くのを生で見ました。

予想以上に早いスピードで動く山を見て真っ先に思ったのは

「轢かれたらたら死んでしまう!!!」と、いうこと。

山の想像以上のスピードと参加している人の気迫に圧倒され、なかなか山に近づくことさえできませんでしたが、それでも後押し(山笠を後ろから押すポジション)に入るチャンスが!

ただここで、山笠の洗礼を浴びることになります。
後押しの入り方を間違えた瞬間に強烈な張り手がパーーーンっと飛んできたのです。

そして一言「なにやっとんじゃ!さがっとけ!!」

唖然としてその日はもう後押しに入ることはできませんでした。今になって思えば、一歩間違えると本当に命を落としかねない状況だったので厳しくなるのも当然だと思います。
「こんなんで本番は大丈夫だろうか、、、」不安な気持ちを抱えたまま15日を迎えることになりました。。。

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初めて山笠に参加させていただいて体験のしたことがないことの連続で、驚かされっぱなしだったのですが、一つの祭を作るためにほんとに多くの人が団結する様子にとにかく感動しました。

「後編」は、いよいよ追い山についてです。!お楽しみに。

D&DEPARTMENT FUKUOKA ショップ 松井 俊太郎