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山笠ってどんな祭?

2016年6月26日 公開

今年は初めて5月21日と28日で「わかりやすい博多祇園山笠」を開催しました。

博多に住んでいる人にとっては、「博多祇園山笠」という祭はとても馴染みのあるものですが、東京出身の私にとってはこんな祭があることを福岡に移り住んでから知ったので、誰よりも興味津々。

と、いうのも出た事はもちろん、見た事もないお祭りにD&DEPARTMENTから舁き手として参加する事になったからで、参加前から”厳しい男の世界”だと聞かされ、冗談半分にまわりのスタッフから脅されていたからです。私はなぜあの時、軽い気持ちで「出ます!」と言ってしまったのかと、正直後悔していました笑

勉強会は東流衛生(後に説明)の森田さん、山笠に詳しい中間さん(21日のみ)、山笠の情報サイト「山笠ナビ」の宝来さん(28日のみ)を講師としてお迎えし、山笠のことを何も知らない私が質問をしていくという流れで進行させていただきました。

R0027264※写真右が森田さん、左が中間さん

「山笠ってどんな祭?」

何よりも一番聞きたかった質問から勉強会はスタート。

「7月15日の早朝にチームごとに神輿を担いでタイムを競い合うというイメージを抱いている」ということを伝えると、森田さんから冒頭で一喝!!

まず、博多祇園山笠では神輿は「山」と言うこと(神輿というと怒られます笑)、現状タイムレースのようなものになっているが、そもそもの始まりは博多という街を清め結界をはる行事であったこと等を、歴史を交えて教えていただきました。

R0027511※森田さんの隣に座っているのが宝来さん

ここで印象的だったのが中間さんの、「博多祇園山笠はフェスティバルじゃなくて、神事である」という言葉。博多祇園山笠に参加するからには、このことを肝に命じて参加してほしいとのことでした。

私は祭というと盆踊りだったり、それこそ音楽フェスの陽気で楽しいイメージしか持っていなく、博多祇園山笠に参加することが決まった時も軽い気持ちで返事をしていました。こんなモチベーションの中での、中間さんの言葉。大変な行事に参加することになった緊張感と神事に関わるという責任感を感じました。

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博多祇園山笠というと荒々しく山を舁くことばかりクローズアップされがちですが、そこにいたるまでにさまざまな行事があることも学びました。

7月15日の追い山という山笠の最後の行事に向かって、7月に入ると博多の街は山笠一色で染まるとよく言われます。

15日に近づくにつれて街は盛り上がり、その盛り上がりとは裏腹に山を舁く人達には、自分の町を背負うというプレッシャーから日に日にピリピリとした緊張感が走る。

この話を聞いたときに、街がこんな雰囲気に変わるのを人生の中で体験したことがないので、恐怖心半分好奇心半分という複雑な心境になりましたが、それでも山笠のときの博多の街を見てみたいという気持ちになりました。

R0027262これも気になっていた「博多祝い目出度」。

行事が終わった後に必ずこの歌をみんなで歌って締めることになっているのですが、歌詞の意味が気になっていました。質問してみたところ縁起の良い言葉の羅列ということでした。この日はなんと森田さんに生で歌っていただきました!


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山を舁くだけが博多祇園山笠ではない、そうは言ってもやはり2t以上もある山がどのように舁かれていて、どうしてあんなに早いスピードで約5キロの道のりを移動することができるのかは気になるところ。

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動画を見ながら、解説していただいたのですが、予想以上に緻密に協力し合って一つの山を動かしていることがわかりました。

一番驚いたことが、舁き手が山を5キロ動かす間に、約10秒間隔くらいで代わる代わる交代していることでした。約10秒舁いたら後ろの人が肩を叩き、肩を叩かれた人は山から離れる、この一連の流れをひたすら繰り返して約5キロの道のりを走りきるとのことでした。舁き手は常に命と隣り合わせのポジション、10秒くらいで山から離れる体力を残しておかないと、本当に危険なのだそう。

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手拭の色が役職を表していることもとても興味深い話でした。

上から順に、総代、取締、衛生、赤手拭、一般手拭と役職が分かれており、それぞれに役割を持っています。上の階級に上がるには、山笠の行事に積極的に参加し、上の人に認められるような良い動きをしなければなりません。この話を聞いて、企業の縮図のようで驚きました。

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山笠の衣装についても教えてくれました。

宝来さんが持っているのは長法被、久留米絣で作られており、山を舁く以外の山笠行事で着用します。長法被は博多の人にとっては正装であり、山笠以外でも結婚式などで着用することもあるようです。(私も山笠期間中は店頭で長法被でみなさまをお迎えする予定です!)

 

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こちらの写真は水法被。山を舁くときはこの格好で行います。

 

なんとこの日は服の上からですが、締め込みの体験をさせていただきました!服の上からでものかなりの圧迫感を感じて痛く、本番が少し不安になりました笑

 

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最後の質問で山笠の魅力・やりがいについてお聞きしました。

森田さんは一言、「わからない」とおっしゃいました。

毎年本当につらくていつも辞めようと思うそうなのですが、なぜか毎年参加している、その理由が自分でもわからないとのこと。でも毎年7月になると参加せざるを得ない、言葉にできない不思議な魅力があるから参加しているのだと思うと話してくれました。

初めて今年参加する私の今の心境はただただ不安や怖じ気づきそうな気持ちでいっぱいです。しかし、森田さんがおっしゃっていた参加した人にしかわからない不思議な魅力を感じてみたいという想いも心のどこかにあります。

せっかく貴重な機会をいただけているので、全力で参加して全身で山笠の魅力を感じられればと思います。

このあともみなさまにも山笠の魅力を少しでも伝えられればと思いますので、是非福岡店の動きに注目しておいてください!

D&DEPARTMENT FUKUOKA 松井 俊太郎