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駅前1丁目_1004×669

追い山、そして初めての山笠が終わる

2015年7月17日 公開

15日5:05の東流の追い山のスタートに向けて、14日23:00に長法被を身にまとい、お店を出発し、東流駅前の詰め所へと向かう。詰め所にはまだ数人のメンバーしかおらず、皆口数は少ない。数時間後に控えた、追い山への緊張感はもちろんあるが、何よりも、皆疲れきっているのです。

7月1日から正式な祭り期間となり、7月9日以降はほぼ毎日何かしらの行事があります。一回一回の行事で山を動かすたびに、体には大きな負担がかかり、肉体的にも精神的にも疲弊していきます。15日の追い山当日は、みんな満身創痍の状態で迎えます。

山笠がよく「過酷な祭り」と言われるのは、この期間の長さがあるからです。その全てに参加しているわけではない私ですら、常に体は筋肉痛で、寝不足状態で、足にはマメができ、締め込みによる擦り傷も至る所に出来ていました。

そんな状態の中、みな黙々と準備をしていきます。
脚絆(きゃはん)と言う足首からふくらはぎにかけてを守る道具を身に付け、締め込みを巻き、晒を巻き、水法被を着て、手ぬぐいを頭に結び、地下足袋を履き、舁き縄を締め込みに挟み込む。この一連の長法被から水法被への着替えもこの数日で慣れたもの。

スタートが近づくにつれて、胸の中はざわざわとし、山周辺はピリピリとしていきます。

長い待ち時間と、始まってからの道中、何を思い、どう感じたかをあまり記憶していないのは、極度に達した緊張からだと思います。約30分、5kmの道のりは、気がつくとあっという間に終わってしまいました。途中、D&D福岡店のスタッフが承天寺近辺で応援してくれていたのに気付いた時は、とても心強く、嬉しかった。

山笠がゴールをしてから、あっという間に山は解体され、山笠の為に設置した清道やテントなどもどんどん片付けられていきます。7時頃には、さっきまで異様な熱気の中、大勢の人数が祭りに参加していたのが嘘のように、いつも通りの風景に戻ります。自分が山笠に参加したことすら夢だったかのような錯覚に陥ってしまいます。

怒濤のように過ぎたこの山笠期間。
東流駅前の温かいメンバーに色々と教えてもらい、助けてもらいました。また、D&D福岡店のメンバーにもたくさん支えてもらい、応援してもらいました。頻繁におこなわれる直会で、帰りは遅くなり、慣れないお酒に酔いつぶれ、たくさん迷惑をかけた家族の支えもありました。多くの方を巻き込みながら、無事に初めての博多祇園山笠をやりきることが出来ました。

山笠は博多に住んでいる方じゃないと参加が出来ない、と私は思っていましたし、そう思っている方も多くいるかと思います。けれど、参加したい方はどなたでも参加出来るお祭りなのです。千葉出身で、宗像在住の私が参加したように。

今後、D&D福岡店では、この博多祇園山笠に一緒に参加するメンバーを募っていきたいと思っています。このお祭りは、参加して、内側からどっぷりと関わらないと味わえない達成感と爽快感があります。参加するわけではなくても、気になることや、知りたいことがあれば、気軽にスタッフまでお声掛け下さい。

D&DEPARTMENT FUKUOKA 久村直大